　桜が咲き始めてから散るまでの三週間。

　この時期は毎年なにかと忙しいんだけど、今年はこれといった行事もなく穏やかに過ごせました。本当に久しぶりに花を買ってきて植えたりするのも楽しかった。

　オダマキ、ちょっと変わった形の花です。

　歩くのも楽しい季節ですよね。暑くも寒くもなくて、どの道を選んでも花がきれいなのがいい。

　2日前に流れてきたレビューをみて気まぐれに読み始めた長編が、とてもよくて！

　その出会いに感動しています。

　実はタイトルは今まで何度か目にしたことがあった作品で、あらすじは見たけど本文は開いてなかったのです。理由はまあいくつかあるのですが。でも一番はタイミングかなって思います。

　このレビューが流れてきたのが一か月前だったら読んでないと思う。その時は本当に新しいものを何か読もうという気分ではなかったから。

　季節も良くて、気分が上向きで、たまたまちょうど前に読んでたものが読み終わってて……。

　そんな時に流れてきたレビューだったので、先入観なく読みはじめました。

「奈落の神の福音」

　ジャンルはSFだけど、どちらかと言うとサスペンスホラー寄りの現ドラっぽいなあと思った。

　三部に分かれてて、だいたい一部が一冊分くらいの分量になる。

　一部はミステリー風味の連作短編。少し特殊な舞台設定だけど、かなり分かりやすくて読みやすい。キャラも個性があって面白かった。

　二部で主人公や主要人物のキャラを深く掘り下げて、三部で一部から続く話をまとめている。構成も綺麗で、きちんと終わっているところが好感度高い。

　実のところ、第一部の流れのまま、もう少し読みたかった気持ちはある。

　最終回に向けて滑らかに曲線を描いて飛んで行く物語全体の美しさをとるか、完成度の高いキャラが描く騒動を右往左往しながらずっと追うという欲求をとるかは、悩むところだ。←私が悩んでも仕方ないんだけどさ！

　あらすじとか、キャラや内容に関してはたくさんレビューを貰ってる作品なので、そちらを参考にされたらいいと思う。

　ジャンルがSFってのはあまり考慮しなくていい。SFが苦手な人でも大丈夫なはず。

　私はサスペンスやホラーの要素あるなあって思ったけど、別に怖くはないので、それもほんの参考までに。

　主人公のキャラがとっても懐かしいマンガを思い出して、すげえよかった(笑)

　◆◆◆

　そんなわけで三日間、この作品をとっても楽しく読ませていただきました。

　やっぱタイミングが大事なんだと思うんですよ。

　私が書いてるこのエッセイも、誰かのタイミングとピッタリ合えばいいなあ。

　そしてもし読んで面白かったりしたら、お気軽にコメントくださいね٩( ᐛ )و

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