俺だったら諦める

@MERARU

プロローグ

「あれ・・・どうして俺こんなとこにいるんだ」



そこは、辺り一面草しか生えていない草原だった。



「いやいや、待て待てこれはおかしいだろ。」


「ここどこだよ。俺たしか家のベッドで寝てた気がするんだけど?」


「とりあえず、何か思い出さないと・・・」



立ち上がろうと地面に力を加えると、ムニュっと地面らしくない柔らかい感触が地面から感じられた。

すると次の瞬間、頭の中で、


[レベルアップしました]


「は?え?」


「今の音なに?てゆうかこの地面なに?]



地面に眼を向けると頭の中に、



「スライム(緑)」

(エラー、レベル不足です)


「は?まじで、なにこいつ」



地面だと思っていたものは、ブヨブヨした気持ち悪いゼリー状の物だった。



「気持ちわるこんなのさわってたの俺」


「てゆうかさっきのなに!?もしかしておれ異世界迷い混んじゃった・・・」


「それならあれ出来る?」


「ファイヤーボール・・・・」


「ですよねー・・・もうつらい」


「そしたらここはどこだよ。」


「あーあ・・・ゲームやりたい」



俺はゲームのためならお金と時間をいとわない、そのせいで、学校や家族との会話は行かなくなったり、喋らなくなったりしたけれど仕方ないね・・・



「て、言うかせっかくあのオンラインゲームのイベント始まるのに早く帰らなきゃ、ステータスアップ」


(何にふりますか?)

HP30

MP10

筋力8

素早さ5

守り4

器用さ8

スキル 分解0 擬態0

SP10

「ほんと意味わからん」









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