バテル_ロワイヤル

第一話 朝だよ

(あぁ、朝からうるさいことこの上ない、うるさい。叫びたい。

頭に来る。あぁ、まだ大丈夫だ。朝何か食えばいい。人間食欲を満たすという目的があればなんとか、早く起き上がれ…

ん

あぁ夢…腹が減った。早く目覚めてくれ。コーンフレークかもしくはパンを食べに行くんだ。

身体が動かない。これが噂の金縛りか？

んぁ

ここは…車内、？車を乗ったのか。頭がおかしい。いつ乗った。あれ、ぇ。)

自分がどこかの椅子に座っていたことに気が付いた。最悪の寝起きだ。まだ寝惚けてる。自分の目の前に人がいる。

「あ"ぁ」

どうしたんだ、刺激が、痛い？

何が起こってる？

ここは…飛行機か？

…何か声が聞こえるような、テレビの音か？

ん、なんだこれは

「ぅ"う」

…引っ張られ立ち上がって、初めて周りの状況を知る事が出来た。ここは飛行機だ。そして、沢山の人がいる。ん、これを背負えと、んっ、重いなこれ。中身はなんだ…って

扉が開いた。とても大きな、

「早くとび降りろ！！行け！！」

ん…へぇ！？

とても強い力で押された。何が何だかわからないまま、下の見えない大空を見る。

「あ」

押される。落ちる。あれ、あぁ、そうか、これはパラシュートか。なら大丈夫だろう。

風が

あぁ

凄い

パラシュートってどう開くんだ？