第62話 羨ましいという間違い

 銃の乱射事件がアメリカで…大勢の死傷者がでた。

 そんなニュースを見て、怖いと思うのが普通というフィールドで生きている証。


 僕は…羨ましいと思ってしまった。

 もちろん間違いだ。

 それは解っている…けれども。


 空から降る銃弾…それは何かの裁きなのかもしれない。

 僕は、そのときその場にいたら避けようと逃げただろうか?


 もしかしたら…僕は動かなかったかもしれない。


 昔から、そういう場面で逃げたことがないから…。

 迫ってくる車にも僕は避けなかった。


 結果、死ななかっただけ…今も…。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る