第7話 逢わない

「もう逢わないよ」

 彼女と曖昧な関係を続けて3年以上になる。

 幾度か、そう言って距離を置いたことはある…結局、僕が彼女に逢いに行くことになる。

 でも…今度は。

「一生逢えないとか嫌だよ」

「気持ちが無いなら…こういうの止めてくれ」


 そう…僕は彼女を愛している。

 大切で…大切で…とても大事な女性ひと

 でも…だからこそ、彼女に愛されていないという現実がツライ。


「愛されないなら…愛さなければいい」

 僕は…それでも彼女を愛してしまう。

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