~パラノイア~機械女王と蠢く傭兵

GF523_LandRaven

零:始まり

「システム起動中・・・。」



「標準システム起動、プログラム起動、プログラム/内/から[紹介ビデオ.mp4]/を摘出中・・・。」



「摘出完了。再生システム[映像ムービー]起動。

再生開始までには時間がかかります。」



「・・・・・・・・。」



「再生準備完了しました。再生しますか?」


「Y/N」


→「Y」


「・・・・・・。」


「再生します・・・・。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


?「これは君が誰かの物語をたどる物語である。」


?「君は、この運命には逆らえないものだ。だが、君は星の数ほどある"被験者テスター"のうちの一人でしかない。」


?「さてと、君に誰かの記憶を見せる前に、今君が寝ている"もの"について説明しよう。」


?「これは・・・JFMジャンピングフロムメモリーという、まぁ平たく言えば他者の記憶を"覗き込む"機械だというものだ。」


?「これと似たような機械が人類が支配してたときに作られたらしいがそんなことはどうでもいい。」


?「まぁ、ちがいは他社の記憶を読み込む際に他者の遺伝子DNAを読み込んだカートリッジを使う。という点か?」


?「さて・・・ここまでの前置きはおいて本題に入ろう」


?「今から君は昔、今みたいな運命に位置付けした傭兵、”勝然 憲兵”のDNAデータに入ってもらう。」


?「目的はただ一つ。」


?「彼の記憶をたどり、彼が"どんなことをしたのか"をたどってほしい。」


?「もちろん、記憶をたどるのだから"完璧"にたどらないと意味はない。」


?「完璧にならなければならないほど、


?「それでは、幸運を。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「再生を終了します。」


「該当カートリッジ挿入完了。データの読み取りを行います・・・。」


「・・・読み取り完了。被験者テスターの脳に接続中・・・」


「・・・接続完了。記憶メモリー接続。転送します・・・」


「それでは、お元気で…」

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