第7話 逢いたい
いつかは出逢える気がしている。
嬉しいとき、
悲しいとき、
どんなときも。
誰って?
知らない。
今、周りを見渡してもいない。
それだけは確実に言える。
いつ?
それも、わからない。
ネットの無料占いで占うたびに、結果が違う。
どれも当てはまっているようで、どれも現実のものとはならない。
出逢えるという日になっても、いつもと同じ毎日で終わる。
そのくり返し。
飽きてきちゃった。
それでもやっぱり、占いの扉を叩く自分が恨めしい。
何なんだろう。
誰とも知れず、いつともわからない相手と出会えるという直感。
バカみたい。
だけど、なんだか楽しい。
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