1度目の恋

第1話

人生なんて順風満帆にいかない。

皆それぞれ悩みを抱え、色々な人生を歩んでいる。そんな人生をどれだけ楽しく生きられるかが私達の使命なんだろう。

俺は本間海斗。高校3年生。

近所の幼なじみの斉藤るみと中学の時から付き合ってる。今までの人生、特に大きな事件もなく、彼女もいて、割りと楽しく高校生活を楽しんでる。そしてもうすぐ高校卒業。

大学も決まってて、今は残りの高校生活を友達と楽しんでる。

俺はるみの事が大好きだった。

小学校までは、ただの友達って認識だったけど、中学の時に『恋愛』ってものを意識しだして、いつのまにかるみの事が誰よりも何よりも好きになっていた。根拠はないけど将来の結婚相手だと確信してた。そしてずっと、高校を卒業する頃には結婚を申し出ると決めていた。

そんなに深く考えずに。