誰でもきっと、輝きたい。

カエルウオ

第1話

[誰でもきっと、輝きたい。]全く訳のわからない劇名が、

文化祭のクラス劇の候補に上がった。

普段僕たちのクラス22Hではこんなに内容が

わからない様なものは劇でなくても却下だと思っていた。

しかし、クラスの皆は、何故か突然叱られている時に、

口裏を合わせるときのようにひそひそと話し、

あっという間に彼女の意見に賛成が多くなってしまった。

僕はクラスで何か意見を言うのが苦手なので

結局は裏方に回ればいいと思って、多数決で、皆と同じように

ひっそりと手をあげた。

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