高校は…

 高校に行ったら中学よりも面白い実験をやったり、夏休みとかの講習に行ったり、友達とカラオケとか人気テーマパークに行きたいな……と期待に胸を膨らませていたあの頃。ああ、懐かしい。


 高校。それは無数の選択によって成り立っている。今、この瞬間、何を考え何を実行するか。これも一つの選択だ。それらの先には必ず結果ゴールが待っている。自分が良いと思う結果に導くのも己の技術しだいというわけである。

 高校は常に選択肢を提示している。多くの教師はそれぞれの教科の勉強方法を紹介するだろう。夏休みには各教科の講座だけでなく、大学の研究室訪問やちょっとしたボランティアなどがあるだろう。何をやるか、それとも何もやらないのか。全ての判断は我々生徒にゆだねられているのだ。

 高校は基本的に待っている。生徒が、「助けてくれ」「教えてほしい」と言うのを待っている。向こうから手を差し伸べてくれるのを待つ時代は中学で終わりだ。長期休暇の特別講座も同じだ。よほどのことがない限り、高校はこちらの選択を待っているのである。


 たったの三年間しかない高校生活。それを充実させるのも、つまらなくさせるのも全ては己の判断次第である。だが、それは常に慎重に見極めろと言っているのではない。時には冒険してみたり、友達に合わせてみたりするのもいいだろう。重要なのは、自分やりたい事は何か、自分はどうありたいか。選択して結果を待つのではなく、結果を予測して選択していくことができれば、それが一番かもしれないが。


 ふとこんなことを考えた。

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