萌えアニメ 企画案

しょもぺ

第1話 『ぱいおつ!』

<概要>

最近流行のかわいい女子生徒達にかこまれて部活動を楽しむさわやかアニメを目指す。



<あらすじ>


さえない中学生男子である俺は、先生にある部活動をすすめられた。


「成績が悪く登校拒否しがちで友達もいないオマエに何か部活をやってもらうぞ」

「部活ですか……あまり興味ないんスけど」

「はは。まぁそう言うな。これがけっこう最近流行っているらしいんだ」

「流行……あ、わかった、『けいおん』部でしょ? マンネリっスよ」

「いや、それがちがうんだ」

「ははーん。『ハイキュー』部とか? まさかテニス部で『テニプリ』とか? 先生、古いっスね」

「それがなぁ……ぱいおつ部なんだよ」

「えっ? ぱいおつ? ちょW おまっW えっ!?」

「だから、ぱいおつだ」

「先生……ぱいおつって……何ですか?」

「ぱいおつは、ぱいおつだよ。それ以上でもそれ以下でもない」

「はぁ……ぱいおつねぇ……」


かくして俺は、無理やりに『ぱいおつ』なる部活に入れられる事になってしまった。


さっそく顧問の先生を紹介された。その先生は女で、なんと、バストがものすごくデカイ。どのくらいデカイかと言うと、Fカップを通り越して、G、H、I……Sカップはあるだろう。俺は思わず、『Sカップゴールド!』と、心の中で叫んでしまった。

だが、残念なことに、顔は超ブサイクであった。


先生は、『ぱいおつ部』の説明をしてくれた。

「まずは、やわらかさね。マシュマロみたいにやわらかいのに、とっても弾力があってモチモチしてるの」

「はぁ……」

「それでいて、色白で繊細なのに、すごく敏感で突起がビクビクしちゃうの!」

「あの……それって、スポーツですか? それとも室内でやるものですか?」

「そうじゃないの! そんな低次元な趣旨ではなく、もっと野生的で未来的なのよ!」

先生のブスな顔が、ますます醜く歪んでいった。

「あーッ! わかんない子ね? 脳髄ダダ漏れさせたろか!」

「え? いまなんて……」

「あらやだわ、とにかくレッツらゴー! ね?」

かくして、ドブスでデカパイの顧問の先生による、俺の『ぱいおつ部』が始まったのだった。


<最終回>

ぱいおつ仙人から伝授された必殺技を発動し精子じゃなくて生死の狭間を渡った俺は18世紀のパリへとタイムスリップしてしまう。そこで出会ったマリーアントワネットとオスカルとベルバラがポリニャック夫人とイケダリヨコとぱいおつ勝負を挑むも時空のひずみからドッペルゲンガーが出現。これを排除しようとさらにタイムスリップして自分の親を殺そうとするが、親を殺したら自分が生まれなくなってしまうし、自分が生まれなかったら親を殺すことが出来ないのではないだろうか? これすなわち親殺しのパラドックスなり。かくして俺はシュレーディンガーの猫となり平和な余生を過ごしたのです。  おわり


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