第3話

目の前では、戦争映画のワンシーンのように物が砕け飛ぶ場面が映っていた。

しかし、不思議な事に音が全く無かった!?

そして三つ目の爆破は、直ぐ近くで起こった、砕かれた石が散って顔に当たり!? かすめて飛んでいく。

(エッ、当たる!?)


音無しの視力だけじゃ、実感がとぼしく回避動作に少し遅れが出た。

無音性映画を見ていた。

大勢のSWAT隊が破壊された石や変形したオブジェの破片に大ケガや重症をおった。

すかさず大勢の機械人間が急襲して来て交戦や乱射撃をして来た。


そして時間が経ったのか、見渡すと機械人間達は、姿を消していた。

気が付くと全員が地面に横たわっていた。

「ウウウ~」

「オイッ、大丈夫か!?」

「ウウウ~ッ!?」

ケガを負った物同士で助け合い、集まっていた。

「オイオイッ!?」

一人の兵士が腕を伸ばして指を指した。


爆発したはずのハリセンボンみたいなオブジェの車が、あった。

動いていた・・・変形していた・・・人型に成った・・・赤い光が無人ダーツをしていた・・・中央に近付いていく・・・十秒位して赤い点は、中央の一点に成った・・・一瞬 地に炎が舞い踊り、眩しい光を放った。

これにより、SWATのひとグループが消滅したのだった。

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