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目次
社畜
「はぁ、今時の若い奴は軟弱すぎ。社会なめてんじゃねぇぞ。オレの労働時間見てから物言えっての……こっちのが千倍辛いわ」
牛さん
「おーっと、聞き捨てならねぇ台詞が聞こえてきたぞー」
豚さん
「何々、若い奴が軟弱だって？ はぁ……これだから最近に人類はダメなんだよな」
「な、なんだよお前ら！ いきなり！」
「いやさ、ちょっと自分辛い自慢が癪に障っただけ。つかそれで辛いとか、俺たち家畜なめてる？」
「社畜程度でガタガタ言ってさ、はぁ……家畜目線で見たらほんと世の中分かってないガキの戯言だわ」
「黙れ！ 家畜の何が辛いって言うんだよ！ 言ってみろよ！！」
「まぁそう言うと思ったわ。おい、鶏さん！ この軟弱ものに俺たちの辛さ、ちょっと教えてやってくれないか！？」
「おいおい牛さん。鶏さんは昨日フライドチキンになったじゃねぇか！ 忘れたのかよ！？」
「あっ！ そうだった！ 忘れてたわ！ 鶏さんはフライドチキンになっちゃったんだわ！ もうこの世には居ないんだったわ！！」
「…………な？ 分かったろ素人さん。このレベルになってから辛いって言ってくれねぇかな？」
「豚さんが優しいうちに謝っとけって」
「す、すいませんでした。自分調子乗ってました……」
「分かりゃいいんだよ」
「じゃあ行くからな。もう二度と調子に乗るんじゃねぇぞ！」
「……………」
「か、家畜怖ぇぇ……」
フライドチキン美味しかったですおわり
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