心得2:信号は自動車を止めない

 自動車を止めてくれるのは、信号を確認した運転手のブレーキだけである。つまり、運転手が信号を見落としたり、誤認したりした場合、自動車はそのまま突っ込んでくる。

 信号を確認したとしても、ブレーキの整備不良、ブレーキの踏み外し、突然足がつったなどの理由で、突っ込んでくる可能性がある。

 ひどい時には歩行者が横断する前に行ってしまおうと加速する奴までいるので、完全に停止するのを確認するまで、車両の前に出てはいけない。完全に止まったとしても、何かの拍子に急発進する恐れがあるので、横断は素早く行う必要がある。

 また、車の横をすり抜けてバイクが飛び出してくる事もあるので、油断してはならない。

 信号待ちの間は車道から距離を取っておくと良い。ヒトには見ている方向に近寄る習性があるので、車道のすぐ近くにいると、「歩行者がいるなぁ」と思った運転手が車を寄せてくる恐れがある。交差点で衝突事故が起こった際に、破片や車体が飛び込んでくる恐れもある。

 距離を取っておいて悪い事はない。

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