一旦 世界終了という事で.….
気分屋p
第1話何気ない日常から.….
「あぁー、よく寝れたなぁ」
俺のいつもの日常はアクビから始まる。6時半に起床、7時に朝食、8時に登校。
そういえば、昨日の夜にタブレット壊したんだった。修理に出さねぇとな。カバンにタブレットやスマホ勉強道具を入れて玄関をでる。そして、5分くらいで着く学校の自分の教室に入る。
「おはようございます」
いつものように、誰もいない教室に挨拶をする。そして、一番後ろの自分の席に座る。8時20分ごろになるとだんだんと人が増えてくる。あれ、今日はあいつ遅いな。と思った束の間、あいつが現れた。
「おっはー、親友」
「おはよう、海斗。今日はやけにテンションが高いな」
「なぜかって、だって今日は転校生が来るんだぞー。しかも噂では女子でしかも美人。そりゃあウハウハだろー」
なるほどな、道理でテンションが高いわけだ。
「そういうお前はテンション低いなぁ智?」
「まぁな、昨日の夜にタブレットの画面割っちまってな。まぁ、スマホ有るからいいが。今日修理に出さねぇと」
「ほんとお前ってめんどくさがりやだな」
「別にいいだろ、そういうおまえは、」
「こら、海斗。早く席に着け」
続けようとしたところで先生が割って入ってくる。あぁ、もうこんな時間か。
「えー、それでは、HRを始める」
先生がそう言い放った時だった、教室が目映いぐらいに光る。眼を開けると先ほどまで居なかった金色のアクセサリーを着け、白い服を着た小学生くらいの女の子が教卓の上に立っていた。皆、あまりの衝撃に言葉を失ったようだった。
「はーい、皆さん。私は神様のガイアでぇーす。これから皆さんには私が主催のゲームに参加してもらいまーす」
皆唖然としていた。そりゃ、そうなるだろう。急に現れた女の子にゲームをすると言われるのだから。
「こら君、何処から着たんだ!自分の学校に戻りなさい」
先生がガイアに向かって注意をする。
「あなたは要らないから、バイバーイ」
ガイアがいい放った途端に、先生は動かなくなった。
「どう?これで信じてもらえた?」
そして、ガイアは続ける。
「今、あなたたちの学級以外の人間ははこんな感じで止まっているんだけど、これからやるゲームの勝敗次第でどうなるのかが決まるよー。あなたたちが勝ったらこの魔法は解いてあげる。でも、負けたらぁ!人間には滅んでもらうから!」
ガイアは楽しみと言わんばかりの満面の笑みで言ってきた。ヤバい、その言葉で頭が一杯だった。だが、ゲームの内容が気になったから恐る恐る聞いてみた。
「ゲームの内容ってなんだ?」
「それはねぇ、ヒ、ミ、ツ!」
うん、とりあえず、ものすんごいウザイのは分かった気がする。
「それじゃあ、始めるよー。そーれっ」
ガイアが手を上にあげた瞬間、また目映い光が教室を包んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます