太陽の歌
太陽の歌
青い町の響きは、深く、深く
霧の中に憩う、小さな灯火
石畳の道、静かに歩く
壁の上の緑、静寂を集め
落とした滴、光をまとう
朝の風、何も交えず
緑の枝葉を揺り起こす
片流れの瓦屋根に
まどろんだ夢は佇み
透き通った空は天明に焼け
暁光は、山を染めた
やがて時は満ち
その源は上天に輝く
銀色の風は、街道に
木々の、草の、花の、実の
息を拾った
吐息を乗せた
光が見せる
色を運んだ
時は過ぎ
夕暮れの歌は
変わり行く色とともに移り変わる
やがて降り積もる夜に
新たに生まれ出る山の端の光は
再び憩う
月光が雲を照らす
深い深い青の空を
暁に染めて
その暖かな光が戻るときまで
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