手のひらの現実

あの日見た

青い空と雲

頬に吹く風

草花の匂い

鳥の囀ずり

君の温もり

僕の高鳴り


その全てが幻想だったのかと

誰もいない部屋の天井を見つめる


だがやはり現実だったと確信できる

君の姿が僕のこの手のひらにある




 

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