Dark Change

水落一瀬

「ばかにつけるくすりはないよ」





「――今回の主役は、✕✕に決めたわ」


 は、あ?

 なんだそれ、聞いてない。


「準主役は✕✕、助演は✕✕、✕✕それから、四郎」


 呼ばれた名前は一番最後で、つまり、それが意味するのは。


「これが今回の台本。目を通して」


 差し出された台本を半ば奪うように受け取り、ざっと一通り読んで絶望する。なんだこれ、俺の名前なんかどこにもないじゃないか!


「ところで。今回のオーディションは四郎、散々な出来じゃなかった?」


 掴みかかろうとして、絶妙なタイミングで冷たい声を浴びた。何故か声を出す気にはなれなくてそっぽを向いて頷く。


「今回の本にあんたの居場所はないわ」


 分かってるんだよ、そんなことは。見ればわかる、今回の作品に俺の台詞はひとつもない。なんなのだ、大木役でもやれというのか。


「拠り所のない奴は邪魔なだけだから。さっさとお引き取り願おうかしら?」


 冷ややかな誰かの声。たっぷりの侮蔑と憫笑を込めて放たれた言葉に、血の気が引いていくのを感じる。周りを見渡せば冷めた瞳。いくつものそれに射抜かれた俺は足元ががらがらと崩れていくのを感じていた。





△▼△▼





「――てな夢を、見たんだけど」


「夢でまでオーディションとは、シロちゃんやっぱ演劇メッチャ好きっしょ」


「そこじゃねーよ。怖くね?悪夢だぜ」


 シロちゃん、と呼ばれた男子高校生、里中四郎は肩を竦めて弁当箱を机に置いた。箸の先でふいと差した四郎のことなどお構い無しに菓子パンをかじる幼馴染みの五島尚武は、零れたジャムを舐めて四郎の弁当箱から卵焼きをつまんだ。抗議も聞かず自らの口へ放り投げ、うまっ、と笑う。


「おれあんまり悪夢とか見ないし分かんないんだって~」


「あっそ。馬鹿はお気楽で良いよな」


「あれ?いつおれがディスられる流れに?」


 けらけらと笑っている尚武を無視してひとかけら減った卵焼きを口に含んだ。甘さがあまり無く出汁が良く引き立っている卵焼きは四郎の好物のひとつだ。それをみすみす尚武に取られてしまったと思うと怒りがふつふつと湧いてくる。腹いせに四郎は勝手に焼きそばパンの袋を開けがぶりと大きなひと口でかじった。


「ちょ!後で食べようと思ってたのに〜!」


「うるせえ。卵焼きの恨みだ」


「いや返されても困るんだけど?むしろ弁償して?」


「は?もう要らねえわつかこれクソ不味い」


「ワガママか!」


 四郎のかじったパンを受け取って渋々食べ始める尚武を見て、そういえばあの夢の場には尚武も居たなと一抹の不安が過ぎる。あの黒い夢に出たのは四郎以外の演劇部部員。四郎は演劇部に所属していた。目の前で美味しそうに焼きそばを啜っている尚武に半ば強引に連れていかれたのだ、最初は。一人で入るのは怖いから一緒に来て、と連れられてまさかまんまと入ってしまうなど、自分が一番信じられない。でなければ演劇に興味など無かった自分が今や役を張るとは、考えられなかったことだ。


「……なーんか、怖ぇっつーか、モヤモヤした不安みたいなのがあんだよな」


「あー、シロちゃんオーディション失敗したって言ってたっけ?」


「そーなんだよなあ。ま、アイツが主役受かるはずは無いけど?あって美緒先輩主役で、る衣先輩準主役とかだろ。アイツはないない」


 演劇のワークショップに通うほど演劇に身を入れている先輩の名を上げ、教室の端にいるもう一人の幼馴染みを見やった。綺麗な黒髪を一つに結び何か冊子を読んでいる、彼女の名前は豊瀬都羽子。読んでいるのはあれはきっと台本だ。そんなに本気を出して何になる。まだ主役も決まっていないのに、何を、と。不意に彼女がこちらを向いて、四郎は慌てて明後日の方を向いた。


「トワちゃん?でも最近トワちゃん演技上手くなったよね~ってミオ先輩褒めてたけど」


「は?いや言うて俺の方が上手いからな?死ぬほど練習してあんなんのアイツとは全然ちげーから。」


「ほおん」


 ふと時計を見れば既に予鈴直前。弁当箱に残る敷き詰められた白い宝石、もとい米。次の授業は生徒指導が厳しいで悪名高い先生が来るのだったか。慌てて弁当を掻き込んでロッカーへと向かった。


「次英語だよな?」


「うん。……ねー、シロちゃん」


「ああ?」


「……正夢に、ならないといーね。」


 そう言って笑う尚武の目は、夢で見た瞳のように、笑ってはいなかった。





「――今回の主役は、都羽子に決めたわ」


 は、あ?

 なんだこれは。夢の続き、か?


「準主役は美緒、助演は尚武、わたし、それから、四郎」


 演劇部部長、坂崎る衣に呼ばれた名前はやっぱり一番最後で、その先が安易に読めてしまう。だってこれは夢と、あまりにも酷似しているから。


「これが今回の台本。目を通して」


 る衣に差し出された台本を諦めた心境で受け取り、ざっと一通り読んで安堵する。よかった、これは夢の続きではない。少しだけ、自分の台詞がある。だけど、安堵した自分に一番恐怖した。なんで、台詞があるって言うだけで、喜ぶのか。落ちぶれた矜持に唇を痛いほどかみしめた。


「ところで。今回のオーディションは四郎、散々な出来じゃなかった?」


「……そっすね」


「今回の本にあんたの居場所はほとんどないわ」


 返事をしようとしまいと、る衣が連ねた言葉は夢と大して変わりがなかった。うるさい、そんなのわかりきったことだ。夢よりか幾分かはましな話だが。


「……でも、都羽子みてえな女に男役当てるんだったら俺にした方が百倍良いと思いますけど」


「まだそんなことを言うの?」


 ぴしゃり、る衣の言葉が跳ね返ってくる。しかしそれは本当に考えていることだ。確かに都羽子は顔もきつめで、女性役よりかは男らしい役の方がいくらも似合う。けれど、上手いからといって、女に無理矢理男を当てはめるくらいなら、多少劣れど最初から男を使った方が良いだろうと。けれどそれは、る衣にしてみれば愚かな考えのようなのだ。


「今回何故あんたが落ちたか、それから自分の身の振り方を、少しは考えた方が良いんじゃないかしら」


 る衣のきついつり目の、すみれ色はちっともこちらを映すことはなくて。何故自分が落ちたか、なんて、こっちが聞きたい。こっちが何も言わないのを良いことに、早速読み合わせを始めましょう、と今までの剣幕はどこへやら、る衣は少し穏やかになった声で言った。まだこっちは落ちついてないっつうの。


「四郎、あんたもよ」


「……あー、いやぁ?こんなちっちぇー役居ても居なくても変わらないっしょ。自主練してきますんで、ごゆっくり!」


「四郎くん!」


「シロちゃん!!」


 る衣の言葉を聞く度に苛々して、半ば自棄になっていた。餓鬼のように部室を出て、美緒の優しい声を背中に受けたけれど、足は止まらない。うわあ、俺今、最高にダサい。沸いた頭を冷やすために屋上にでも行くか、幸い台本はもっているから練習というのは嘘ではない。

 そうだ、身の振り方を考えろと言うのなら。短期間で上手くなって、都羽子よりも主役を上手く演じる自分を見せて、認めてもらえばいいのだ。そうして主役を奪ってやる。そうだ、それがいい。屋上への階段を上りながら、四郎は口角がゆるりと上がるのを感じていた。





△▼△▼





 今回四郎達が演じる話は、珍しく殺陣を取り入れたものだった。御館様に仕える主人公である武士、椿とその家の娘、神楽姫の話だ。館の命運を握る巫女、円と優しい僧の千代彦。四郎が宛てられたのは、円と兄妹だと言って巫女の力を奪おうとする朱門役、それで全員である。朱門はこの作品の中では一番の悪役。それでも台詞はさほど多くない。そんな舞台にあまり出ないような役よりも、ほとんど舞台に出ずっぱりの椿の方が四郎にとっては魅力的だった。家から持ち出した木刀を日本刀代わりにして、見えない『朱門』を斬った。


「……『某は神楽姫を、生涯かけてお守り致す』」


 ふっと片膝を床について、居ない姫に目線をやる。何日かかけて一通り台本は演じ終えたけれど、しかしてここがどういう場面なのかは書いた本人に聞かなければ分からない。る衣に聞くのは癪だ、だからといってここ最近は尚武とも碌に話していない。オーディションの結果は四郎以外予め聞いていたと聞いて、裏切られたと思って、尚武を無視するようになったからだ。どうしたものか、と首を傾げると不意に風が吹いて、四郎は思わず身震いをした。タオルがびしょ濡れになるほど動いて、風邪を引いてはたまらない。行き詰まったことだし今日はもうやめにしよう。木刀を袋に仕舞い担いで、四郎は屋上をあとにした。





「四郎?あんたも練習してたの」


「……げ。都羽子」


 そうだ。最終下校時刻までに余裕を持って学校を出ては、演劇部から帰ってきた各々と鉢合わせてしまうのだ。況してや四郎と都羽子は家が近い、最寄り駅も、なんなら家に着く数分前まで隣にいることになる。しくじった、と四郎は舌を出した。


「……てか、なおは?」


「尚武なら、る衣先輩達の方から帰ったけど」


 家が隣のせめてもの緩衝材は今日に限ってこの場にいなかった。まだ次の電車が来るまで五分はある。普段だって衝突してばかり――全て四郎が勝手に突っかかっていくだけだが――なのだから、今更気の利いた世間話など出来やしない。そればかりか今の四郎は演劇部の中では完全にお荷物状態。俯いてどういった言葉をかけるのかが正解か思案していると、突然ひんやりとしたものが首に当たって四郎は飛び上がって驚いた。


「なんっだよ!……って、ナニコレ」


「奢り」


「ちょっと待てふざけんな、お前に借りとか死んでもしたくねえんだけど」


「飲まないなら返して」


「っ、飲むに決まってんだろ!」


 ぷしゅ、と小気味良い音を立てて受け取ったペットボトルを開け、中身を一気に飲み下す。都羽子が手渡してきたものはよくあるスポーツ飲料で、汗をどっとかいていた四郎にとってはとても美味しく感じた。だけれど、それを、女に奢られた、しかも都羽子に。いけ好かない幼なじみに、だ。その全てに苛つくほか無かった。半分以上中身の無くなったペットボトルの蓋を閉め、ちゃぷちゃぷと揺らして快速の列車を見送った。


「……今回の役、お前の実力じゃないんだろ」


「は?」


「どうせ?先輩に主役やりてえって泣きついて媚び売ったんだろ?やらしーの」


 今はただ、何でも良いから当たり散らしたい気分だった。四郎とて都羽子に実力がないとは思っていない。四郎自身と比べてはどうだかわからないけれど。だけどそう言ったのは、四郎を見る都羽子の目が気にくわなかったから、ただそれだけだ。いつもならば都羽子は大体相手にしない。何も言わずに四郎の言葉を聞き流す。

 だけれど今日は、違ったのだ。つり上がった目がぎっと四郎を睨んで、それからふいと逸らされて。まるで、「ばかみたい」と嘲笑われているようで、四郎のこめかみが鳴った。


「……なんだよ」


「いいえ、なにも。そうやって自分の練習と力量より他人を疑ううちは到底主役にはなれないわね」


「ああ!?」


 声量に任せて凄んでみるけれど、都羽子はいつもの通り相手にはしなかった。何なのだ。そんなにも今言われたことが癪だったか。図星だから言い返したんじゃないのか。言いたいことはたくさんあったけれど、しかし何も出てこなかった。先ほどの都羽子の言葉が頭の中で反響して、がんがんする。自分の練習と力量より他人を。まさに今の自分ではないのか。これではただ卑怯な奴でしかない。情けなかった。各駅停車の電車が目の前に止まったけれど、四郎は動くことが出来なかった。都羽子はお疲れ様、とだけ言って電車に乗り込んでいった。





 それから、実にぼんやりとしながら家に帰ってきた。用意された夕飯も食べず、そのまま部屋に戻ってベッドへ寝転がる。制服ではひどく寝づらいが、このまま寝るわけではない。とりあえずとネクタイだけは引き抜いた。


「……自分の練習量より、他人を」


 心当たりはある。あるからこそ、それを都羽子に指摘されたのが癪で。もう今更どうすればいいのだ。主役を諦めろと言うのか、まだ勝機がないわけではないのに。ごろりとベッドの上で寝返りを打てば、震えたスマートフォンに身体が跳ねた。相手は演劇部の先輩で、無視するわけにもいかないだろう。通話ボタンを押して耳に当てた。


「……ハイ」


「あ、四郎くん!良かった~出た。居留守されるかなって思ってたよ」


「……で、何の用っすか、美緒先輩」


 斑目美緒。る衣と幼なじみだというこの先輩とはあまり今のように一対一で話したことはない。だけれど今こうして電話をしてくるということは、さぞ何か大事な用事があるのだろうと思う。用を言えと急かすと、美緒は事も無げに言った。


「え?用は特にないんだけどね」


「はあ?」


「四郎くんが心配で」


 特にないというように、たしかにくだらないことで電話をしてきたようだった。どうする、何か適当なことを言って切るか。変な風に言及されても困るのだ、返答に困る。それにこの人とはあまり長く話していたくない。スマートフォンを持ち直して四郎は身体を起こした。


「……心配されるよーなこと何もねっすよ」


「部活に来ない時点で結構心配かな」


「……」


 失敗した。だからこの人とは話したくないのだ、る衣とは違う意味で言葉の切り口が鋭いから。ふふ、と電話口で笑っている美緒の声が聞こえた。何がおかしい。はみ出し者をおかしいと笑うのか、この人は。


「る衣と顔を合わすのは気まずい?」


「……っつーより、単純にむかつくだけ」


「そっか」


 る衣と美緒は幼なじみだった。ならば、この電話も、る衣からの差し金か。四郎がる衣をどう思っているのか、る衣は気になるのだろう。それなら、徹底的に反抗してやろう。そう思った矢先のことだ。


「る衣に電話してって頼まれたわけじゃないし、私も言いたいこと言わせてもらうね」


「……ハイ」


「る衣が何を考えてきみを朱門役にしたのか。一回それを考えた方がいいんじゃないかな。る衣がいじわるで役をくれないなんて事、ないっていうのはもう二年も見てきてるんだから分かるよね」


 何故、る衣が自分を朱門という台詞も少ない役にしたのか。る衣も言っていた。考えた方がいいと。だけれど、四郎はそれに従う気も起きずにずっと練習ばかりしてきた。それがいけないのか、美緒にも言われてしまっては従わざるを得ない。ハイ、と返事をするとまた電話口で美緒が笑った。


「これは……る衣に内緒にしてね。る衣は、きみが思ってるほど冷たくないしむしろきみを信頼して朱門にしたんだよ」


「は?こんなちっちぇー役、信頼もクソもないじゃねーっすか」


「……知ってる?悪役って、実は演じるのが難しいんだよ」


 静かに落とされた言葉に、違和感を感じる。悪役は、演じるのが難しい?ならば、何故出番も台詞も少ししかない役であれどそれを四郎に任命したのだろう。それこそ毎日きちんと活動に出ている都羽子の方がよほど適任だろう、見た目的にも。どうして自分が選ばれた。難しいものを、わざわざ困らせるために宛てるほど、る衣は意地が悪くない――美緒はそう言うのだ。


「あ、そろそろ勉強しなくちゃ……。答えはゆっくり探して大丈夫だよ。じゃあ、また部活でね」


 言いたいだけ言って、美緒は電話を切ってしまう。電話の終了音がむなしく響くなか、美緒の言葉がいつまでも胸に引っかかる。悪役は演じるのが難しい。それをわざわざ自分に宛てた意味とは。今日は眠れないかもしれない。四郎は小さく息をついた。





△▼△▼





「……ちわす」


「シロちゃんー!おひさじゃん!!」


「いやお前クラスでも顔合わせてるだろ、なお」

「それなー!……えっ返事?あっ!?シロちゃん!!?」


「うっせ」


「久しぶり、四郎くん」


「あ……美緒先輩。この前はなんか、すいませんした」


 数日の後、久しぶりに見た演劇部の面々は、四郎の思った以上に優しく出迎えてくれた。がらりと木刀を床において、る衣の元へと歩いていく。メガネの奥のすみれ色が、ようやっと四郎を映した。


「頭は冷えた?」


「……俺が、『朱門』役に選ばれたこと。なんか、わかりました」


「そう。なら今日から立ち稽古参加できるわね?」


「はい。変にヘソ曲げて、迷惑かけてすいませんでした」


 深く頭を下げると、頭を上げて、と美緒の声が聞こえて。顔を上げれば少し厚くなった冊子。すぐに目を通せば前の台本よりも台詞が格段に増えたそれ。る衣と美緒を見れば二人は困ったように笑っていて。


「少し話の構成を変えたの。あんた達ふたりがうちの二枚看板なんだから。特にあんたは剣の振り方が上手い」


 期待してるわ、と。とん、と肩を優しく叩かれて、やはりそうだったのだと四郎は合点がいった。る衣はなにも四郎が憎くて朱門役に宛てたわけではない。むしろ、主人公に食ってかかる敵役に最適なのは四郎しか居ないと信じて、四郎を朱門に任命した。数日じっくりと考えて至ったその答えは間違っていなかった。さすが先輩、自分達をよく信頼してくれているのだと四郎の胸がじんわりと熱くなる。美緒を見れば本当だったでしょうとにっこり微笑まれた。


「さ、四郎も来たことだし今日は朱門のシーンメインで練習しましょうか」


「……はい。お前もろとも食ってやるからな、……『椿』」


「……『出来るならな』」


 久方ぶりの練習に、心が躍る。足を開いて、息を腹に込めて、声を飛ばす。

公演までに、この作品はすばらしいものになるだろうと。確信を持って、四郎はぎゅっと拳を握った。

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