「欲しい」と言った物をなんでも自分の物にできる能力を行使するにあたって

PURIN

第1話

 魔法。超能力。不思議な力。

 誰もがそういうものに憧れたことがあると言っても過言ではないのではなかろうか。

 遅刻しそうな時。大きな失敗をした時。相手の本当の気持ちを知りたい時。

 生きていればおとずれるであろうそんな瞬間に。

 テレポートができたら。タイムトラベルができたら。テレパシーが使えたら。そう思ったことはないだろうか。


 しかし、人の長所が実は短所の裏返しでもあるように、そうした人知を超えた能力も完全無欠とは言いがたい。行使するにあたって、注意しなければならないこともある。

 というわけで、ある能力を得た占野しめのを例にとって説明してみよう。


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