第30話 e -count book-

一つも語り明かしていくことはないと


それでも漏れるものはないと言えない


節々に


それをディーテリーにも


それだけにその本の何ページ目か ってことまでも


ただそれだけに


言えることがあるのならば


整っていくはずのものと 整わないままのものと


見立てによらずのものでも、そこをどうこうしてる間に追いつかなく成る場合もある


それだけに引け散らかしている場合ではない場合もある


それを引け目とゆうのかもしれないが


それを辿れば自ずと自分が照らされ出す


それがなんなんだ!?ってわけではあって


それが知らないで済んでいく世界でもあって


それだけにその世界の名前は ロスト


名も何もかも忘れられた場所


それでいてささくれてはいない


なんてゆうか湿気の多い場所


そう天季の落とし所


つまり 荒ぶる 境 なのだ


予兆 延長 と それからがある


それにて支度とも言えるんだ


この星にいれば 誰だって感じるもの


じわじわ


サラサラ


ならなら


何が言葉として一番表情を捉えたものになろうか?


何かとしても体裁である


全てがあったかと思われるようだが


省みても


そこには全てがもうない始末


そんな風に ことは 一つ一つ を 感じさせてくれる

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