第10話 resolution

何を手繰り寄せたのか?


そんなことも知らずに、、


それで果たし尽くしたわけではあるが


その先に用事がないわけじゃない


一点を見つめることしばし


それでもないことが起こる瞬間


呆けていた


あれ?


取り残されて、いどころがなくなった


それを受けては晒され


底に帰り着くにはいささか早すぎて


だから、そのボーってしてる感じも


時期に目覚めを覚える


それが自分だったという確証はどこにもないが


それでいてなんであることを順追っていくことによって見定める


それでいいんだ


これでいいんだ


そんなことの繰り返しである


そんな意識との遭遇に 自分の意思は募る


何を吐き出すわけでもないが


何が答えだと口から言ってでまかせなわけでもないが


体裁でいてくれたことに踏まえ、それを大きく飾る


察するに、茶番である


ここまでゆけば、それに見立てられる言葉にはならないものに


心の耳を傾けることができよう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る