第30話 帰還

「俺は、、、一体、、?」


「あきらが目を覚ましたぞ!!!」


「本当に!?」


ジョーカーズのメンバー一員が俺の病室へと入る。


「お前記憶の方は大丈夫なのか?」


とまさとが聞く。心配かけて悪かったと言いたいところだが、俺の過去を思い出せない。俺はどんな人間だった?俺は何者だった?


「なあ、みんな…。俺はどんな人間だったんだ?」


「忘れちゃったの?」


さやは涙を流して蹲る。


「あなたはね!そこはかとなく変態でスケベで、でもお人好しな人よ!分かった!?」


そうか、俺はあきら。俺は夢世界にいた…。そこにはたくさんの思い出があった。

その記憶だけは今でも残っている。そうだ俺は…


「みんな、ありがとう」

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