戦えない勇者と戦う聖女
ground_forest
召喚と拉致って何が違うの!
とある異世界に一人の魔女がいた
魔女「『糸島祐太』世界、太陽系、地球、日本、東京都に在住している高校生、異世界ラノベを読んでいて勇者召喚に憧れている、ミリオタでもあり、現代兵器の知識が豊富。
『高橋圭子』糸島裕太の幼馴染みでオタクではないものの乗り物の操縦に関しては専門家と遜色ないほどの知識を持つ
『エマ・レベッカ』イギリスに在住、職業自宅警備員、外に出ることは滅多にしないものの、家事特に料理に関しては素晴らしい才能を持つ、さらに三回の異世界召喚の生存者であるため戦力となると予想される。
この三名を今回の勇者召喚したい」
軍高官「では早速ですまないが始めてくれ」
異世界では勇者召喚の準備が着々と進められていく…
~日本東京~
祐太「なぁ圭子、異世界ってあると思うか?」
圭子「あってもなくても私たちには関係なくない?私たちはこの世界で、というかこの日本で平和に暮らすの!危険な世界にわざわざ行きたいとかマジわかんない!」
祐太と圭子は学校の帰り道雑談をしていた、ただの時間潰しのため話題は何でもありである。異世界もあれば、第二次世界大戦の話もあった、電車の話もするときもあれば、ファッションの話をするときもある。そんな日常を過ごしていた二人は唐突に日本からいなくなった…
~イギリスロンドン~
レベッカ「I have nothing to do today.」
レベッカは暇をしていた、就職しないのにはある理由があった。
レベッカ「Even if I go to work anyway, I will be invited to another world again .If such a thing becomes troublesome to the company and family.」
異世界に何度も召喚されているレベッカは就職することも出来ずにFXで生計をたてていた。(会社も何度となく連絡なしで失踪する人間を雇おうとは思わないだろう)
レベッカは食材を買いに外に出るとそこは異世界だった…
~異世界~
祐太「…知らない天井だ…」
圭子「こんな状況でエヴァネタしてる場合!?」
レベッカ「again Is it another world?」
魔女『ようこそカルイドへ、勇者様と聖女様方、今は頭の中に直接語りかけているので言葉が通じていますが、ずっとこれを続けることはできないので、まずはこの世界の言語を話せるように魔法をかけさせてもらいます』
魔女はそう言うと着ていたローブの内ポケットからプルプルした緑色の物体を取り出してきた
魔女『さぁ、これを食べてください500グラムほど、南南西を向いて食べ終えるまで喋ってはいけませんよ?』
祐太&圭子「「刺身こんにゃく500グラム一気食いはさすがにつらいって!お願いだから醤油をくれ!」」
レベッカ「What is that disgusting object! What? I do not want to eat absolutely!」
魔女『食べなかったら後が辛いですよ?醤油使ったら魔法はかかりませんから醤油は出せません』
魔女のナチュラルな脅迫によって泣きながら刺身こんにゃく合計1.5キロを食べる勇者ご一行
~しばらくお待ちください~
圭子「やっと食べ終わった~」
祐太「勇者になるって大変なんだな…」
レベッカ「…異世界の食べ物はいつもいつも理解不能ネ…」
魔女「これは先代勇者様の開発品で『翻訳こん◯ゃく』と呼ばれているものです保存料、着色料無添加の体に優しい素材でできています」
レベッカ「このふしぎ食物の名前がよく聞こえなかったネ」
魔女「それは、色々な事情があるのです。
それでは私はここで失礼します。案内のものがまいりますからしばらくここでお待ち下さい」
魔女と入れ違いに部屋に入ってきたのは8~9歳と思われる銀髪の少女だった、名前は
クレアというらしい…服にひらがなで「くれあ」と書いてあったのでわかった。
圭子「ちょwww刺繍で『くれあ』ってかいてwwwwwマジウケるwww」
クレア「やっぱりうけたのです!どっきり大成功です!はじめまして、私の名前はレイモンド・クレアともうします一応近衛騎士長やってます、最近の悩みはもうすぐ三十代と名乗れなくなることです、よろしくお願いします」
祐太&圭子&レベッカ「え?私たちより年上(ネ)!?」
クレア「はい39才です、恥ずかしい…」
祐太「一桁歳だと思ってたのに」
圭子「私の伯母と同い年…」
レベッカ「私より12歳上なの…うらやましい」
クレアより勇者や、聖女たちの特殊な能力が明かされた
クレア「祐太の能力は「物品召喚」、圭子の能力は「万物操作」レベッカの能力は「絶対防御」です!」
物品召喚は現代日本及びその他から好きな代物を召喚できるという能力しかし祐太の体力によって出せる限界は変わってくる
レベッカ「つまり裕太は疲れたら何も出せなくなるのネ」
クレア「はい、『戦艦大和』なんて出そうものならベッドの上から6日間は動けませんです、無茶して自分の限界を越えたものを召喚しようとしてもも死にはしませんが召喚の成功率がガクンと下がります、おすすめできませんです」
万物操作は文字通り何でも操作することができる。しかし、馬のついてない馬車や燃料のない車、複数人で動かす前提の物は動かせない
クレア「全ての乗り物や機械を動かすスペシャリストになったと思ってもらえばいいです。なので『その乗り物のスペシャリストが一人』で動かせないものは使うことができませんです」
祐太「車とかを運転するときはエンジンが壊れないように気を付ける必要があるんだね、軍艦とかは複数人で動かさなきゃいけないから動かせないのか…」
レベッカの絶対防御はどんな攻撃でも防ぐ盾を作れる。しかし、使い捨て
クレア「無駄遣いできない能力です、盾を何枚も持って移動はできませんからね。波動◯でも食らうときに使えばいいと思いますです」
圭子「使いどころを選ぶ能力ってことね」
ここで裕太たちは気づいた、戦闘職が一人もいないことに
祐太「ってことは、クレアは戦いができるフ◯ンズなんだね?」
圭子「またギリギリのネタを…」
クレア「クレアは回復職なのです!」
レベッカ「ここはお姉ちゃんにまっかせっなさーい♪」
祐太「はい、よろしくお願いします」
レベッカはorzの態勢で「ごち◯さが、ごちう○のモカのネタが通じないネ…通じると思ったのに」と、嘆いたとか嘆かなかったとか…
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