寒き秋よ、切なさ凍れ
@kento0915
プロローグ
私はいま全神経をフルに活用させ、淡々と早歩きでデパートを歩いている。
セール品なんかに目もくれず視線はただ一方向。
なにをそんなにみているのか、そう問われたのであらば私はこういうであろう。
西原夏恋。女子中学2年生。部活はバレー部で運動好きでありながらもどこか花蓮な雰囲気を漂わせるのは名前のせいだけではなかろう。
それを答えたあとおそらく次になぜそんなにみているのかきかれると予想する。
この予想は確信に近い。胸をはっていえる。
そしてこの質問にも胸をはってこたえよう。
「ストーカー」をしている。
そしてこう答えたあとほとんどのひとは顔を引き攣らせて去っていくであろう。
逆の立場なら私もそうするだろうなぁ、とは思う。
だがしかし私はストーカーをしている。自分のやっていることにも理解をしているし軽蔑さえしている。
だが私はする。
さてここまで説明した時点でもうこの先を話す相手はいなくなってると思うが、私はそれでも言わせて頂こう。私の奇妙な日常を。
寒き秋よ、切なさ凍れ @kento0915
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。寒き秋よ、切なさ凍れの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます