合宿2日目 下
山中先生の運転するバスで弓道場に着くと、弓道場の掃除や弓道の準備をする。その後、準備体操を終えると昨日と同じように1年生と2年生に分かれて練習を始める。
「みんな聞いて。今日午後から全員で試合しようや。」
「いいでー。」
「何時ぐらいにやる?」
安川が提案するとみんな乗り気だった。話し合いの結果、午後の2時から試合を行うことになった。特に変わったこともなく午前の練習を終え、午後になった。午後の練習はみんな特に気合が入っており、常に誰かが練習していた。そして午後2時になった。
「団体戦にする?それとも個人戦?」
「やるんなら団体戦やろ。」
「団体だったらチームどうするん?」
「科別でチーム作ったらちょうど3人ずつやん。」
「ほんまや。じゃあそれでやろうか。」
忘れているかもしれないが、ここは工業高校である。全部で4つの科があり、英語の頭文字からM.U.E.Gと分かれている。ここまでに出てきている人物の中でMは安川、森崎 Eは北村、平沼 Uは音丸、三上、水野 Gは国清、原だ。各科の代表がジャンケンをして対戦する最初の科が決まる。試合は総当たりで行われた。試合は白熱し、最終的な順位はUMGEの順番だった。
「うーわ、最悪。最下位やん。」
「あー、もうちょっとで優勝できたのに。」
「よっしゃ!優勝や!」
試合が終わった後は終わりの時間までもう少しだったのでかたづけを始めた。昨日と同じようにバスに乗り、旅館に行きご飯を食べたりした。
「旅館明日の朝すぐ出れるように荷物まとめとった方がいいよ。」
「「「はーい。」」」
結局、荷物をまとめた後は昨日と同じように遊んで寝た。こうして合宿最後の夜が終わった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます