合宿1日目 下

バスで10分ほどの位置に旅館はあった。駐車場にバスを止めて各自の荷物を持ちバスから降りる。ロビーで部屋の鍵を生徒が3つもらい、部屋割りを決める。


「とりあえず北村とPS3のコントローラーを持ってきた人はここの部屋ね。で、お前とお前とお前とお前はここで森崎はこっちね。」

「おい!ここの部屋2年生俺だけじゃね!?」

「うん。じゃあね。」

「ちょい待てお前!」


そう叫ぶも虚しくドアを閉めれてしまった。

部屋の中にはあまり話したことのない1年生が多くいた。


「ハブられた…、まあいいや。あー、とりあえず布団敷こうや。」

「「「はーい。」」」


 ――――――――――――――――――

       安川達の部屋


「よし、とりあえず布団敷いて皆でどっか食べに行こうか。」

「「「おーー!」」」


夕食は各自自由だったので歩いて外食に行けるのだ。ちなみに山中先生は旅館が経営している料亭で食事している。


「どこ食べに行く?」

「牛丼食べたい!」

「コンビニ弁当で良くね?コンビニ近いし。」


わいわいと楽しくどこに食べに行くか話し合っていた。


 ――――――――――――――――――

       ゲーム組

 

「布団敷いたらゲームしようぜ!」

「そんなんじゃけえハゲるんで、このデフ。」

「関係ないやろ!」

「それよりゲームの前に風呂入って飯食おうぜ。」

「そうしよ!」


そうしてゲーム組は風呂に入った。ここの風呂は温泉だがそこまで広くない。しかし風呂はに男2つ、女に2つあるので何とか入ることができるのだ。


「誰がどっちに入る?」

「そんなんどうでもいいけえ、はよ入って飯食ってゲームしようぜ!」


 ――――――――――――――――――

安川達はゲーム組の部屋に行ってゲームをしている。森崎はPS3で遊んでいた篠原から許可をもらいお邪魔ものなどのカードゲームを借りて1年生と遊んだ。


「俺…2年生より1年生の方が仲良くね?」

実際、森崎は1年生と食事にいっていた。

森崎のその言葉に反応する人はいなかった。

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