翼を亡くした僕等

消えない

嫌な思い出も

嫌いな音楽も

真っ黒な私の中に救いはない

どうしたって気づいちゃって

どうやっても消えなくて

もういっそ言っちゃおうか

君の心抉るみたいに

溢れ出したこの赤い水は

私の心を染めていく

ああもういいや

なた片手に持って

いざ行け不条理な世の中へ

おかしな母さんも

まともな父さんも

真っ白な私の中に入ってくる

壊せない壁なんてないのなら

どうかその手で壊してよ

もういっそ逝っちゃおうか

君の心汚すみたいに

溢れ出したこの赤い水は

私の心を満たしていく

ああそうだったんだ

なた片手に持って

いざ行け不条理な世界へ

さあ行け朝のない未来へ