第122話 人魚の姫さま、日本の近代魔法に驚愕? 歓喜? 感動?(1)

「ううう~、ううう……。ま、眩しい。眩しい……」と。


 私(わたくし)は目を開ければ、と、いうか? 横たわっている? ベッド? ッて、「な、何これ?」、何だか? 仰向けになり横たわる私(わたくし)の背が妙に柔らかいと、いうか?



 そんなことはどうでもいいのですが。何で私(わたくし)が横たわっているの? それにこの妙に明るい部屋──。どう見ても? 私(わたくし)が住み暮らす。水城の城塞にある己の部屋のロウソクの灯火よりも、この部屋は明るい……だけではない?



 仰向けになる私(私(わたくし)の瞳に映る円形の光りは何? 何なのかしら? それに? この木造造りの天井も何、何なの……? と、私(わたくし)自身も脳裏で思えば、急に不安、動揺、困惑が、己の脳内、体内から不安と危惧として募り、起こるから。私(わたくし)は、自身の身体を慌てて起こして──。


「新太~! 新太~! あなた~! あなた~! 何処~? 何処なの~? た、助けて~! お願い~! お願いよ~! あなた~!」と。


 思わず絶叫を吐いた──。私(わたくし)自身の脳が壊れ錯乱をする潰ぐらい動揺をしながら声を大にして叫んだの。



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