第11話 映画の話

 好きな映画があります。


『南極料理人』


 私はこの映画を観ると、フラットな気持ちになります。好きだぁー。


 気分が上がる時は、楽しい嬉しいプラスの感情。反対にそんな気なくても気持ちがぐらんときてどーんと下降したり。日々、色々ありますよね。


 そんな時。


 上がってる時は、高まる気持ちを残しつつ、疲れた心をスーッとなだらかにしてくれる。下がってる時は、下がってる理由をちょっと横にどかしてくれて、2時間だけふわっと気持ちを浮かしてくれる。そして、いー感じに肩の力が抜けて、「ふぅ、そんじゃ明日も頑張るかな」って気持ちになる。

 「よーし! 頑張るぞ!」っていうんでない所がいい感じーなんです私にとって。張り切り過ぎても疲れちゃいますからね_(:3」z)_

 怠け者なのです。


 この映画は、南極の観測隊員に選ばれた料理人が主人公の話です。舞台は南極の昭和基地から遠く離れたドームふじ観測拠点という所。標高が富士山より高い観測拠点には、アザラシなどの動物はおろかウイルスさえいない。

 拠点に行くのは8人の隊員。プライベートもプライバシーもなく、日本への連絡も簡単にはできない過酷な環境。

 その中で、料理担当の主人公は隊員のために毎日ご飯を作ります。


 この映画にはアクションとか、物凄い苦難を乗り越えてとか、ストーリーに山あり谷ありっていうのは無いです。

 観測隊員それぞれの、ちょっとしたいざこざとか失恋とか家族のこととか。コメディなんですけど、ちょっぴり泣けるところもある、料理人目線の南極生活。

 非日常の中の日常を楽しみつつも、作品に込められたあたたかいメッセージを感じられるんですー。好きだぁー。


 どこが好きって、まず観測チームの人達が個性的。それぞれのキャラクターが面白い。

 そして料理人が主人公ですから、やっぱ見所はご飯ですね。ご飯・食材に無頓着な男達のリクエストがちょっと笑えます。だけどもやっぱり料理人。リクエストにはしっかり応えます。ふふっと笑えますよー。



 この映画の好きな台詞が1つ。


「おいしいもの食べると、元気が出るでしょ」


 この台詞のシーン、ほっこりしますよ_(┐「ε:)_



 あと曲!

 エンディングの曲が好きだ!!


 ユニコーンの「サラウンド」


 最後のシーンからエンディング曲のイントロが流れる瞬間がね。いいです。歌詞もいいです。曲もいいです。



「つーわけで今日は何やったっけ まとめてみよう いすに座って」

 ここも好き。



「愛の日々はどんなんで 愛の意味はどんなんで

 平和の鐘は何色 シックかも もっとからいかも」

 ここも好き。

 あれーどこもかしこも好きだなぁ。いやぁまいったなぁー。



 話変わるけど、私この作品好き好き言ってますけど、この映画毎回レンタルなんですよ。DVD持ってないの。

 近くに借りれるお店があるから、何となく買わずにここまで来ました。


 好きだっていう割にDVD持ってないなんて、人によっては「あなたこの作品そこまで好きじゃないんでない?」って思う方もいるかも知れませんね。。

 私の好きは他の人から言わせれば軽いのかもしれないです。同じ「好き」でも人によって基準が違うものね

 _(:3 」∠)_


 特に誰になにかを言われたわけではないんですよ。ふと、自分と他人の気持ちの度合いとか価値基準とか、いろいろ考えてまして。


 この映画は、10回行って9回は借りてる。借りる予定がなくて行ってもつい探して借りる。もうこれ何回借りてるのかな?っていうくらい借りている。

 さらにふとした時に「南極料理人観たい」「あのシーンもっかい観たい」って言うくらいの好きです。

 これは私の中ではかなり好きな部類に入ります。もう買いなさいよあなたって話です。



 話戻りますね。これ観る時は休日がおすすめ!好きな時間に、好きな食べ物飲み物お酒におつまみいっぱい並べてまったりみてほしい。


 だけど、予言です。


 この映画をみたらきっと。。。



 きっとあなたはラーメンが食べたくなる!!


 特に夜中見ちゃったら、ラーメン食べたくなっちゃうと思うので気をつけて下さいね。

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