人生なにがあるかわからない

第9話サマーウォーズ

夏になると見たくなる映画、サマーウォーズ。

テレビで放映される日は、よろしくおねがいしまぁーす!!の瞬間、ツィッターのＴＬがこの言葉でうまるようになりましたね。

私が初めて見たのは彼氏とデートで行った映画館でした。本当はちがう映画を見る予定でしたが、初めていく映画館で、着いた時間には、私が見たかった映画はもうはじまっていて、彼氏が見たかったサマーウォーズを見ることになりました。

なので、全く前情報なしでの観賞でした。

当時、祖母の介護をしていたので、お婆ちゃんが死ぬシーンは号泣していました。

とても感動して、帰りにはパンフレットも買っていました。

ＤＶＤが発売されると、中に入っていた聖地巡礼マップを手に、小学校の頃の県内旅行でしか来たことがなかった上田に一人で何回も来るようになっていました。

スタンプラリーは最後の１個だけ最終日の次の日に行ってしまい、昨日まであったんだけど…と言われて涙を飲みました。

祖母が亡くなり、初盆、初彼岸が終わり、さてこれからどうしよう!?と思った時にテレビで見た猫カフェを思い出して、いろいろな猫カフェで話を聞いたり、必要な経験や書類関係も調べ、叔父と母に開店資金を出してもらって、上田にお店を借りる事ができました。

古民家を改造したお洒落な店で、２階に住んでいました。

その後保健所から営業許可がおりず、すったもんだの末、上田に住むことに。

そのへんの話は今回関係ないので、割愛します。

サマーウォーズを見て、上田に移り住み、サマーウォーズの次の作品「おおかみこどもの雨と雪」の舞台挨拶付きの試写会を上田で見ることができました。

そこで初めて細田守監督を拝見し、感無量でした。

その後、職さがしをしながらハローワークの向かいにある上田城に通っていたのですが、武者立ちに腰掛けて、櫓門をスケッチしていると、紙に影がさし、？と思って顔をあげると男性がにっこり笑って歩いていきました。

そ・の・男性は!!

なんと!!細田守監督だったのです！

最初はえ？本人？え…まさかね？と思っていましたが、武将隊の十蔵ちゃんから、今日細田守監督がお忍びで来てるって！と教えてもらい…撃沈しました。

しかも…描いていた絵が、櫓門が変形合体したロボットの落書きですよ…。

よりによって…こんなものを見られるとは…(涙)

本当に人生は何が起きるかわからないと思った出来事でした。

監督の奥さんが上田の人なので、お祭りでたまに姿を見かけます。