第11話 進撃の魔王軍編



俺の訓練はもう1週間たっていた。


剣聖にも俺の権能無しで3分持つようになった。権能使えばもっと、いや勝てるかもしれない。


魔帝にも俺の無属性魔法でも一瞬で全ての魔法陣をかき消せる様にもなった。


だがやばいのが、まだ彼らに俺の秘密を言っていない事だ。王様は時が来たら私が言おう。と言っていたがな。


「ギルティ。もう僕は君に勝てないよ」


「ヘルシャフト。弱音を言うなよ。」


「大変です。ヘルシャフト様」


軍服を着た男の人が慌てていた。


「なんだい?ここは一時閉鎖してるはずだよ」


「それが、魔王軍が魔人の狂信者になりました。」


「なんだって!?状況は?」


「今は、100キロ先にいます。後で十分位で王都に来るそうです!お急ぎを!」


「分かった。すぐ行こう」


「まて。俺も行く」


「ダメだよ。君は王様から何があっても絶対殺させるなって言われたからね」


「おいヘルシャフト!俺が魔法を得意とする魔王軍に負けると思うか?俺の魔法に対する強さはお前が1番分かってるはずだ!!」


「分かったよ。許可しよう。でもねギルティ絶対に死ぬな。」


「分かった!」


俺は訓練用の剣を持って、ヘルシャフトについて行った。


そこには軍服を着た騎士が1万人ほどいて。先頭には剣聖と魔帝がいた。更に冒険者が300人ほどいた。


戦術は至ってシンプル。先頭に最強の2人を置いて、次に歩兵を並べて処理。更にその後に魔法組がいる魔法組はバフや後方支援などの担当をしている。


俺は今回は後方支援に回った。

だが心配だ魔法を封じられるが、スキルが強いのには変わりないからな。


歩兵にはアイズの姿があった。て言うか俺はまだアイズの実力を知らない。


「来たぞーー!!」


誰が叫んだ。


「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉおぉおぉぉぉ!!!」」」」」」」」」


始まったようだ。この世界には『詠唱』という概念が無い。なんで俺が目視しないと魔法をかき消せないのだ。

だから俺は少し高めの台を用意してもらってそこにいた。


俺は次々に魔王軍の魔法を消していった。


「ひぃぃぃ。助けてくれ!!お願いだ。なんでもするか...ぎゃぁー」


うっ!平和な世界に生まれた俺にはこれは辛い。


「やばい!!魔王がいる!!」


「何だって?」


そういった瞬間魔王と思われる人の周り100mが血の海に変わった。


「あれは消せなかった。スキルだ皆!警戒しろ!!」


俺が呼びかけた。


だが状況を変えることが出来ない。

剣聖と魔帝は今魔王軍幹部達に手間取っている。


アイズがいた。やばい殺される!!


「あの力を使うしかないのか!!」


<hr>

今日は急展開過ぎましたね。ごめんなさい。

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