青の解放
@minato_hotaru
第1話
自転車置き場に届く光が
まだ短くて生まれたばかりで
それでも僕等は卒業するから
さよならとひと言ずつ手を振る
ハードルしか跳んでこなかった
一瞬だけ空に止まった気がして
僕は何になりたいんだろうと
鳥の羽ばたきを参考にしない
今日で青春が終わるだなんて
幕を降ろすのは一体誰なの?
君は良いそうやって
思ったことを言葉に出来るのに
僕みたいに内側を見てるより
星の名前とか教えて下さい
僕に君と呼べる人がいることが不思議で
携帯電話を鳴らす夜がある
鉛筆を傾けて決めた進路
バラバラになってしまったけれど
制服を脱いで見つけにくくなる
明日の僕等は何を着ようか?
青の解放 @minato_hotaru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます