お仕置き
閉店時間が過ぎて客の姿が絶え、パートの女性陣もお疲れ様の言葉を残して三々五々売り場を離れた。
花や野菜の春苗販売が本格化する早春、トレマホームセンターの園芸コーナーは今日も大賑わい。売り上げも想定以上だったのだが……。園芸部門主任の
普段は冷静沈着な菊田がひどく気分を害する理由は一つしかない。それをよく知っている園芸担当の新米女子社員
「菊田さん。もしかして、また……ですか?」
「
菊田が、突然噴火した。
「あいつの頭ン中ぁどうなってるんだっ! 企画でちっとも使えないから主任に格下げになったくせしやがって、他部門の発注業務に手ぇ出すなっ!」
「やっぱり小田沢さんですか。懲りずになんかやらかしたんですね」
万事いい加減な癖に、何かとあちこちにしゃしゃり出るお祭り男の小田沢。自分もとばっちりを食ったことのある高井には、菊田の激しい怒りがよく理解できた。
小田沢がもたらすトラブルは、
そんな小田沢のことを徹底的にこき下ろしながらも、同時にサポートしてきたのが菊田だった。しかし。いつもは罵倒が一巡すれば収まるはずの菊田の舌鋒が、今日はどんどん鋭くなっていた。高井は、それがひどく気になった。
「これ見ろっ!」
ばさっ! 菊田が突き出した発注伝票を見て、高井が思わず頭を抱えた。
「ちょっとー。ごぼう苗が、なんで堀川ごぼうなんですか。こんなん売れませんよー。栽培難しい上に巨大ごぼうになっちゃうから」
「仕入れ単価高い上に、これじゃ売れ残る。丸々赤だよっ! これもそうだっ!」
「え? しいたけ栽培セットじゃなくて万年茸栽培セットぉ? こんなん、誰も買わないよー。ちょっとちょっとー!」
菊田をなだめようとしていた高井の頭にも、ぐんぐん血が上り始めた。
「ああ、リョウ。それなんか、仕入数少ないからまだましさ。仕入数多いトマト苗なんかもっと悲惨だよ」
「え?」
伝票をめくっていた高井が絶句する。
「桃太郎とかアイコとか、定番や一番の売れ筋品種が一つも入ってない……って」
「蔵出しの新品種ですよって、まんまと業者に嵌められたんだろ。知名度のないジャンク苗つかまされやがって!」
「ううー」
菊田の噴火はまだまだ治らない。
「しかも、納入された苗をヤバいところに放置してっ!」
「苗って、なんのですか?」
「またたびだよ。お客さんからの注文で取り寄せたんだ。それをペットコーナーの猫のケージ横に置きやがった」
どういう騒動になったかは、高井が想像するまでもなかった。
「ペット部の中村さんからねじ込まれたのは、あいつじゃない。無関係のあたしだよっ!」
「そんなあ」
「あいつのやることなすこと、一々あたしたちの邪魔ばっかりだ。昨日今日の話じゃない。ずーっと前からだっ!」
「そうなんですよねー。しかも悪意がないっていうか。宴会好きのお祭りバカなだけだからどうしようもないっていうか」
「いつかはましになると思って我慢してたけど、もう限界だっ! あの野郎、今日は徹底的にぶちのめしてやるっ!」
菊田は、若い頃女だてらに武闘派暴走族の
暴走族だろうが売り場だろうが、組織は組織。人を束ねてきちんと動かすなら、長のつく者がメンバーをしっかり統率する必要がある。その自覚をもとに体を張ってトラブルシューティングにあたる菊田だが、トラブルを起こした同僚や部下に対する叱責はとても激しかった。
もっとも。トラブルの原因がイージーミスや注意不足による単発かつ偶発的なものであれば、菊田は注意喚起すなわち「次から気をつけてね」で無難に収めた。しかし小田沢のようにあちこちのネジが外れている場合は、いくら口頭で厳しく注意しても効き目がない。それゆえ、菊田の叱責がどやしのレンジを超過し、度々お仕置きにまでヒートアップしていたのだ。
「えー? 菊田さん、やり過ぎたらクビになっちゃいますよう」
高井が慌ててブレーキをかけた。高井は、高校卒業後にトレマホームセンターに入社してまだ一年も経っていなかった。頭の回転が早く、仕事の段取りやコツを卒なく覚えていた高井だったが、経験はまだまだ足らない。園芸部門を一手に取り仕切っている屋台骨の菊田を失うと、頼れる人が誰もいなくなってしまう。
そんな高井の焦り混じりの牽制を、菊田はにべもなくスルーした。そして、きっぱり言い切った。
「クビにされるようなへまなんかしないよ。でも口で言って分からなきゃ、体に覚えさせるしかないだろ?」
駐車場の車がほとんど消えて、売り場と外を隔てるガラス壁は闇に裏打ちされ、店内の明かりを乗せた巨大な一枚鏡と化していた。そこに映っているのは、がっちり腕組みをして薄笑いを浮かべた恐ろしい
◇ ◇ ◇
いつもは更衣室で作業服から私服に着替える菊田だったが、作業服のまま店舗を出た。
「ああ、リョウ。あたしの車のところで待ってて」
「え? わたしも立ち会えってことですか?」
「そう。あたしとあいつのワンオンワンじゃ、お仕置きにならないんだよ。ギャラリーが欲しい」
「うー」
高井も、高校の頃は札付きのヤンキー。やっとまともな社会人としての生活が始まった矢先に、元ヤン同士が組んだと思われるようなリンチには加担したくなかった。その嫌気を覚った菊田が、手をぱたぱた振った。
「いや、リョウになんかしてもらうことはないよ。あんたは、あたしのお仕置きをよーく見といて。あんたが先々何をやるにしても、どうしてもこういう機会は出てきてしまう。あんたならどうするか、よーく考えといて」
「は……い」
店舗の鍵を管理部に返して退勤時間を記録した菊田は、和装の男性を連れて駐車場に戻ってきた。暗さに目が慣れた高井は、それが浴衣を着た小田沢であることにすぐ気付いた。
「ちょっと小田沢さん。その格好、寒くないんですか?」
「いや……寒い……けど」
浴衣姿は本人の好みゆえではなく、菊田に無理やり着せられたのだろう。
暗い駐車場のど真ん中。場違いな着流し姿の男と、作業服姿の女が二人。菊田の大型ワンボックスカーの陰で密談をするようにして、お仕置きは始まった。
「さて。まず弁明から聞こうか。あんた、うちとは部所が違うよね? 部門主任のあたしに意向確認しないで、なんで勝手に発注出した?」
「いや、菊田さん忙しそうだから代わりにと思って」
こいつ、どうしようもない。そんな風情で、高井が舌打ちしながら顔を背けた。
「じゃあ、聞くよ。あたしは、あんたに似合うと思ってその格好にさせた。あんた、うれしいかい?」
「寒いだけっす」
「だろ?」
高井が大きく頷いた。そうか! さすが菊田さんだ。体に分からせるってはそういうことか、と。
だが菊田のお仕置きは、そんな甘いものではなかった。
「あんたは自分の思いつきや感性でしか動かない。人の諌めや警告をまともに聞かない。そういうやつは、組織の駒としてまるっきり使えないんだ。あたしは、あんたにずーっとそう言い続けてきた。あんたが企画を外されたのだって同じ理屈だよ」
声を荒げた菊田が、寒そうに震えている小田沢の鼻先に指を突きつける。
「あんたはここの社員だ。個人事業主じゃないんだよ。企画は自分のアイデア出せばいいってもんじゃない。そんなのはあんたじゃなくても、誰でもできる!」
不満げな表情を浮かべる小田沢。だが、反論の言葉は出てこない。
「企画ってのは、単なる思いつきをちゃんと具体化し、費用対効果を計算し、実施の段取りをつけて、最終的に売り上げにつなげる。それが仕事さ。遊んだらおしまいのお祭りじゃないんだよ。あんたはそれが分かってないから、企画から外されたのさ」
「ええー?」
「上があんたを売り場主任に降ろしたのだって、単なる懲罰じゃないんだよ。管理職をやるなら下でどういう苦労があるのか、今自分に何が足りないかをしっかり勉強してこい……そういう修行であり、チャンスメイクなんだ。でもあんたは、主任に降りたとたんに場当たりがもっとひどくなった。もっと劣化した」
鬼のような形相で、菊田が怒鳴った。
「あんた、それぇ全然分かってないだろっ!」
「俺と全然関係ない菊田さんに、なんでそんなこと言われなきゃならなんすか」
「それ、そっくりあんたに返す。うちに全然関係ないあんたが、なんでうちの仕入れに手を出す?」
「う……」
「な? とんでもなく場当たりだろ? このぼけが」
ここまでならいつもの説教だった。だが、今日の菊田はそれで済ませるつもりは毛頭なかった。今までの説教が全て無駄骨に終わっている以上、小田沢の改心を待つより被害拡大を防ぐ拘束具を付けた方がいい。それが菊田の判断だった。
「最初に言っとく。あんたが主任に降りてからの業務評価。それには上からだけじゃなく、同僚やパートさんからの評価も加味される。あんたの現時点での評価は、どの評価者であってもD。『使えない』だ」
ここに至って。能天気な小田沢も、さすがに自分の置かれた状況がとことん悪化していることに気付いて慌て出した。
「そんな……俺はまじめにやってますよ」
「やってない。やっていたら、D評価は付かない」
ばっさり切り捨てた菊田が、小田沢の右手首を掴んで持ち上げた。
「あんた、店が稼ぎ時の週末によく休暇を取るよな?」
「え? あの……」
「権利だと言うならそう言えばいいさ。でも土日に店で働くパートさんは納得しないよ。お客さんが一番たて込む繁忙日に、いつも責任者がいないんだから。それで高評価をもらえると思うか? ぼけが! しかも」
持ち上げられた小田沢の右手。菊田が、その薬指を指差した。
「薬指だけが、なまっ
「いや、結婚指輪を今外してるのかなあと。それくらいしか……」
「他の指は甲が焼けてるだろ? 海でナンパかける時だけ外してる。指輪を見られちゃまずいってことだろさ。休み取って、何しに行ってんだか」
「げえええっ!」
まさかそんな下世話な方向に転がると思っていなかった高井は、呆然。
「こんなちゃらけた男に引っかかるバカな女は、そうそういないと思うけどね。でも、まだ小さなお子さん抱えてる奥さんは絶対に納得しないでしょ」
腕をぽんと放り出した菊田が、にやあっと笑う。
「ねえ」
少し前までまだ菊田に歯向かおうという姿勢を見せていた小田沢は、完全に凍りついてしまった。
「あたしは、あんたの上司じゃない。だから、あんたに向かってああしろこうしろとは言えないよ。でも、あたしたちのシマぁ荒らすのだけは絶対に許せん! ただじゃ済まさん!」
小田沢の浴衣の両肩に手を伸ばした菊田は、それを一気に引きずり降ろした。小田沢の上半身がむき出しになる。その半身をひねって後ろを向かせた菊田は、小田沢の背に飛び出している肩甲骨の上に何かを押し当てた。
「いてっ!」
慌てて振り向いた小田沢が、菊田の手にしているものを見て顔色を変えた。
「ああ。あんたは、自分がどう見られているかが全く分かっていない。人の視線、表情、行為。それを自分の見たい時にしか見ない上に、都合のいい解釈しかしない。そのままじゃ、どのポジションに置かれても、誰が何をどう言っても無駄さ。だから、強制的に視線を縫い付ける」
「どういう……意味すか?」
「もんもんしょってもらう。桜吹雪がいいかな」
「げえっ!」
逃げ出そうとした小田沢だが、着慣れない浴衣の裾を踏んで、すぐに転んだ。背後からぶっとい腕を巻いて首を押さえた菊田が、小田沢の耳元で囁く。
「あたしがこの剣山使って直接彫ってもいいんだけどね。さすがにそれは、あんたの奥さん子供に気の毒でしょ。ファッションにできる今はともかく、昔は罪人の証明なんだし」
「ひ……」
「首と手首からもんもんがはっきり見えるように、派手なインスタントタトゥーを貼らしてもらう。耐久性のあるタイプだから、洗ってもこすってもしばらくは落ちないよ」
説明が終わらないうちに、小田沢の背中から首にかけてと二の腕から手首にかけてべったりとタトゥーシールが貼られ、ド派手な桜吹雪が闇に浮かんだ。
「当たり前だけど、それを歓迎する人は誰もいないよ。お客さんもパートさんも上司も、こいつもうどうしようもないなという視線であんたを見るはずさ。その視線を、いやっていうほど感じとけ」
へたり込んでいた小田沢の頭上に、タトゥーシールの裏紙がぱらっと降ってきた。
「そんなもん貼らなくたって、あんたに向けられてる視線はもう真っ黒けなんだよ」
「ううう」
「でも、それがある間は遊びにも行けないだろ? 家庭円満の維持にも役立つし、一石二鳥だ。ああ、それと」
闇の中に、菊田の静かなアナウンスが流れた。
「あんたは、すぐにこそあどで指示を出す。それをやっといて、あれはどうなったんだ……ってね。指示内容を具体的に言えないのは、あんた自身が仕事をまじめに考えてないからだよ。代名詞使用禁止をしっかり意識した方がいい。じゃあね」
◇ ◇ ◇
ホームセンター近くのカフェ。小田沢へのお仕置きを終えた菊田は、高井に説明を続けていた。
「あいつは……不幸なんだよ」
「不幸、ですか?」
「そう」
わずかに残っていたコーヒーを飲みきった菊田は、カップを置くなりぐいっと腕を組んだ。
「リョウは高校をちゃんと卒業してる。でも、あたしは高校中退さ。あとで高卒資格はとったけど、まともに勉強してない。だから、自分が何もかも寸足らずだってことはよくわかってる」
「ええ」
「トレマに就職した時、一番困ったのはそこだったんだ。知識が足りないってことだけじゃない。礼儀とか商習慣とか客扱いとか、何も知らない。そして、誰も教えてくれなかった」
「えええっ? うそおっ!」
「ははは。嘘じゃないよ」
「じゃあ……誰から教わったんですか?」
「パートのおばさん」
「わ!」
菊田が、目を細めながら微笑んだ。
「上司は、あたしをバカにするだけで何も教えてくれなかった。でも、誰も教えてくれないなら自分でなんとかするしかない。あたしは、あがいたんだよ。すごく」
「そっか……」
「それをちゃんと見てくれた人がいた。がんばってるねって、評価してもらえたんだ。だから、その人はあたしになんでも教えてくれた。礼儀作法、客扱い、段取りの決め方、販売戦略……。今は、上部があたしの仕事ぶりを高く評価してくれてる。でも、それはあたしの能力じゃない。おばさんが教えてくれたことの受け売りなんだよ」
「すごいなー」
「ははは。でも、リョウだってそうだろ?」
「確かにそうです。いい出逢いに恵まれたと思ってます」
「だけど、小田沢にはまだそういう出逢いがないんだ」
「ええっ? そうですかあ?」
「そう。小田沢は大学を出てるけど、大学では社会人としてのノウハウまでは教えてくれないよ」
「ああっ!」
やおら立ち上がった高井に視線で着席を促した菊田が、穏やかに話を続ける。
「それがあいつにとっての不幸なんだよ。全部が全部、あいつの責任にはさせられない。だから、お仕置きには手加減がいる」
「そうか……」
「どっちかがくたばるまでのデスゲーム。さっきの駐車場でのやり取りを他の人が見たら、そう思うかもしれないね」
「違うんですか?」
「ゲームにすらなってないよ。あいつがあたしと競えるところはどこにもない。学歴が地位に反映されない世界で実績だけを並べたら、あいつにあたしを上回れるところがあるかい?」
「確かに……」
「だからあたしは、あいつが自分の不出来を誰かのせいにできないっていう状況を作った。それだけさ」
菊田がバッグの中から小さなガラス瓶を出して、高井の前に掲げた。
「わ! きれいな石ですね。虹色に光ってる。何かの験担ぎですか?」
「いや、自分をいつも戒めようと思って持って歩いてるんだ」
「戒め……ですか」
「そう。これはキャルコパイライト。黄銅鉱。本当の色は虹色じゃない。地味な黄色なんだよ」
「ええっ!?」
「不思議だろ? 錆びるとこうなるんだ」
「うわ。信じられない」
かららっ。ガラス瓶の中で、きらきら輝く石が転がる。二人が、それをじっと見つめた。
「見た目に美しいのはこっちの方さ。でも、こいつは錆びてるんだよ。社会人になるっていうのが、こういうことなら」
「あっ!」
高井が、ぐんと頷いた。
「分かりました! 見かけだけそれっぽくなっても、中身は同じ……ガキのままって」
「そう。その落差が大きくなりすぎると破綻するでしょ」
「だから、小田沢さんの位置を強制的に下げたんですね」
「うん。あたしは嘘は言ってない。あいつ、本当にヤバいんだよ」
車のキーとレシートを持って、菊田がゆっくり立ち上がる。
「あたしがどんなお仕置きをしたところで、あいつは社にいられる。でも、上があいつを要らないと判断したら……」
「そうか」
「あたしには、それを止める権限はないんだ」
◇ ◇ ◇
ぴっ。
高井の家の前。小さな電子音とともに、菊田のワンボックスが腹を開いた。後部座席から軽やかに飛び降りた高井が、菊田に会釈する。
「菊田さん、送ってくださってありがとうございます」
「いや、あたしの無駄話に付き合わせちゃったからね」
「そんなことないですー」
「お? いい月だね」
運転席から身を乗り出して夜空を見上げた菊田が、冴えた上弦の月を指差した。
「なあ、リョウ。あんたにはあれが笑ってるように見えるかい? それとも怒ってるように見えるかい?」
「うーん、笑ってるように見える……かな?」
「ははは。月の位置によっても印象が変わるし、あれを目とみなすか、口とみなすかによっても変わるよね」
「あ、そうですねー」
「でもね。もし笑ってるように見えたとしても」
「はい」
「それが嬉しいからなのか、バカにしてるからなのか、それは分からないんだよ。ちゃんと見ていない限り、ね」
「あ……」
「あたしのお仕置きで、あいつがそれに気付いてくれればいいけどね」
ふっと小さな溜息を漏らした菊田は。おやすみの一言を閉じていくウインドウで切り落とすと、すぐに車を出した。
後に残された高井は、改めて月を見上げる。それから月の笑みに抗議するようにして、大きな独り言を漏らした。
「菊田さん……そろそろ栄転なんでしょ? ねえ、違う?」
【 了 】
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自主企画『【ネタ切れ】エクストリームSS執筆【無茶振り】』参加作品。
組み込んだお題は、『和服の男性』『蔵出し』『験担ぎ』『喜劇』『猫』『またたび』『カフェ』『巨大ごぼう』『桜吹雪』『出逢い』『宴』『上弦の月』『黄銅鉱』『万年茸』『バーバヤーガ』『インスタントタトゥー』『無駄骨』『屋台骨』『肩甲骨』『薬指だけが』『代名詞使用禁止』『トマト』『デスゲーム』『一枚鏡』『ワンボックスカー』の、合計二十五個です。
見出し:いろんなお仕置きがあるんです
紹介文:トレマホームセンター園芸部門主任の菊田は、小田沢という他部門主任の余計なお世話に手を焼いていました。売り上げに響くへまをやらかした小田沢の所業に激怒した菊田は、体に覚えさせると過激なお仕置きを決行することにします。それに付き合わされることになった新米女子社員の高井涼でしたが……。
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