仲良くしようよっ‼
野口マッハ剛(ごう)
あれ?
私は慌てた。だって二人が互いの胸ぐらを掴んでいるから。てか、ケンカはやめろよ‼ 私も二人の胸ぐらを掴んだ。止めてるつもり、なのに二人から胸ぐらを掴まれた。けっこう怖いんですけど。
「やんのか‼」「ああん⁉」ちょっと待って、二人の矛先がなぜか私に向く。てか、私のブラが見えそうになるぐらい、二人がシャツを引っ張ってくる。ちょっと! 通行人に見られそう⁉
「二人とも、落ち着いて‼」「ケンカ売ってんのオメーだろ⁉」「そうだ‼」え、いつから私が二人を怒らせたの? てか、ヤバイ! ブラが見えてる⁉ 通行人が特に男がこっち見てる⁉ ヤバイヤバイ!
「ブラが見えるから手を離してよ?」「それはこっちのセリフだ‼」「こちとら、晒してるんだよ‼」あー! ごめんなさい‼ じゃ、ないよ! 二人とも冷静になって!
「そもそも、お前がこいつの彼氏を奪ったんだろ! それでケンカになったんだろ⁉」あれ、そう言えば、それでもう片方が私をかばったんだっけ?
「あ、ゴメンね☆」私は二人からグーパンを顔面に食らった。
仲良くしようよっ‼ 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます