ニートの俺が久しぶりに外へ出て、綺麗な石を拾ったらそれは賢者の石だった。そのままトラックに轢かれて異世界転生して伝説の三英雄である女の子達とハーレムを築きあげるはずだった
バンブー
そこにいる貴方へ
私の名前は、マリー・エンド。
私は、主人公ではなくメインヒロインでもない。
サブヒロイン。
見れば分かると思うけど、日本名ではなく日本人でもない。
日本語を使ってはいるけど、これから出てくる世界は貴方達の世界とは違う世界。異世界と一般的には言えるのかもしれない。
この世界で、私は有名な全知全能の魔法使いという人物なっている。
……いえ、させられている。
どうして私がこんな世界に生まれ、この世界で演技をさせられ……会ったばっかりの一人の男を好きにならなきゃいけないのか。
もう誰もが飽き飽きとした設定なんて書く必要がないし……だからって設定に懲りたいと言っても、私の設定だけでもいろいろと問題があると思う。
全知全能になった人間って、要は全てを知り、悟ってしまった人間だってことでは? 全知全能の人物は人を好きなんて出来るのだろうか? 恋なんて出来るのだろうか? 何故、全知全能の私がそんな疑問を持つのか?
そもそも私は、まだ子供なのに全てを知り尽くしてしまっていていいのか?
いろいろと、設定が矛盾してる。
この世界を……このガバガバな設定を作った奴は、絶対に頭が悪いのだと思う。
……
どうして、私はこの世界に生まれたのか。
何故、この世界に生まれたのか。
どうしてこんなにも、悩んでしまうのか……
これを見てる貴方に聞きたい。
この文字だらけの世界に何を望んでいるのか。
何が見えているのか。
そして……貴方には、いつもどんな世界を見ているのかを
――私に教えてほしい、
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