応援コメント

第33話 勇者、その存在と生涯」への応援コメント

  • 日に何度も失礼します、本当に面白い作品なので、時間があるとつい読んでしまいます。

    それぞれが抱える思いと悩み、実に深かったです。天才ゆえに「あのとき自分はできたはず」と自分を許せない弱さを抱えるブラックさん、そのブラックさんに秘めた想いのウルリカは秘めたまま終わるのかな、と思いましたがここで踏み込み。社会や立場の虜囚であるロレンスと社会的に消して自由を得られないけれど魂は誰よりも自由なセアド。セアドの見せた穏やかな素顔が素敵でした。

    そして「勇者」ラルフは一番哀しい。世界意志とも言うべき勇者システムの都合で喚ばれ、戦い、それが終わったら消滅というさだめ、それを受け入れてしまっているのがなにか本当に、どうしてなのかな、救われないという気分でした。ただ、さらに続く部分でそれだけでもない模様。「幻像」の件は勇者と魔王の因縁に関わる・・というか勇者と魔王の同根性を示唆しているのかも? と予想です。

    それでは、また次回を楽しみにさせていただき、ひとまず今回はこれにて。いつも素晴らしいお話をありがとうございます。

    作者からの返信

     続けて読んで頂けて感謝の極みです。人間模様や生き方、それに伴う各々の苦悩や葛藤を表現し伝われたようで作者としても非常に貴重な応援コメントです…………。

     それぞれがどんな人生を全うし、折り合いを付けていくのか、そして勇者ラルフの生に本当に救いは無いのか。

     是非最後まで見届けて頂きたいです。

     ここからクライマックスへと向かいますが、費やした熱量は自分でも大きなものになりました……。