エバーグリーン
@minato_hotaru
第1話
新体操のリボンがくるくると
トンネルを作り潜りたくなる
あの頃に見た景色はいつだって
キャンディを包む銀紙のように
眩しくて目に光を吸い込んだ
夢に名前を付けたくなる頃
君は欲張りな天使になって
ケーキのつまみ食いをして来るけど
そのうち二足歩行を思い出す
読みかけの小説に折り目の数
君の憧れと溜め息の印
掻き混ぜても掻き混ぜても
味の変わらないコーヒーみたいに
僕はずっと前から知っている
君が好きですのひと言で勝てる
幼い言葉がいちばん正しい
エバーグリーン @minato_hotaru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます