一人称での他視点
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「一人称の文章にて、他視点で書きたいことがあるかもしれない。
しかし、よく考えてみてほしい。普通、一人遊びしているとき、他人の視線があると恥ずかしくなるものだ。それが趣味なら何も言わん。つまりは、そういうことなのである」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■解説
一人称とは、地の文が特定キャラクターの語りで構成される。
つまり他のキャラクターの視点で書けないという規制があるのだが、たまにそれを破りたくなる。そのことに対する戒めなのかもしれない。
ちなみに、こんな逸話がある。
ある日、アーダルトが一人遊びしているところを「想いを寄せていた女性」に見られてしまったという。その時、彼は咄嗟に開き直り、「み、見られたって恥ずかしくなんてないしね! そういう趣味だし!」と言い張った。後に彼は、「堂々とすることを男らしさだと思っていた」と慙愧を語っている。
彼の人生は、悲哀に満ちている。つまりは、そういうことなのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます