「泪目の隣」

煩先生

 

夜鷹は祈る

根暗な幸を

嵐が剥奪し

墜落する空


黒は不遜に

神話を誇る

翼で整理し

運命が昇る


詩人は削る

安気な嘘を

骸が堪能し

交接する墓


肉は無闇に

帰結を辿る

病で開花し

深層が実る

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「泪目の隣」 煩先生 @wazurai

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