虚空の絶望

 涙が溢れる。今まで流してこなかった分一気に流れた。空虚、虚無、

 空は虚しいほどに真っ青で憎たらしい。カラフルな世界が一気にモノトーンへ。

 心を洗い流す雨は無く、時間自分だけが止まって世界は移り変わる。

 巡る巡る時の中でも変わらないものがに存在し、とはよく言ったものだ。


「ねぇ、そんなとこに居て楽しい?」


 あぁ、誰か助けて。この止まった時間わたしを動かして。


「しょうがないなぁ」


 わたしの世界は徐々に色鮮やかに色付く。モノトーンの世界から一気にカラフルへ。

 に心が揺らぐ。憎たらしいほど真っ青な空を仰ぎ、へ落ちる。に涙が溢れた。


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