嫌悪の動機

 子宮という安全な鳥籠。弟が先に出て、安全な通り道だと確認するとボクは弟のあとを追う。二つの産声があがる。

 冷ややかな声と眼差し。母親と父親。そうではない人達の囁き声。

 歓迎されてないと理解した。たかが迷信によって半年後、

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