メランコリック・イン・ザ・シティ
おイモ
1
わたしはどうして生きているのでしょうか。これからその意味が見つかるのでしょうか。みんなそう言うけれど、本当にそうなのかしら。わたしにはそれがいつ見つかるのか、そしてどんなものなのか見当もつきません。謎というより空気に近いのです。何かそこにあって未だ見えないというより、元からそこには何もなくて、昔も今もこれからもずっと見えないと思うのです。どうしてこのように思ってしまうのかわからない。でもこのわからないということをずっと考えてしまうのです。
こうしてあてもないことを考え続けることがわたしの仕事であり、わたしが生まれて背負ったカルマだと思うのです。
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