覚醒と蛍

しかし…エイダは、なぜ眼鏡の発光に気付いた?

XMが…見えたの…か…?


スキャナーを通さなければ観測できない筈だ。

ゲーム上の疑似XMではない……覚醒を重ねた者だけが到達できる第七感。

だとすると…RES共が放ってはおかない。

急がねば…。


…………。


親父の姿も思考も薄っすらと感じる。

まるで、自分のカラダじゃないみたい…。

そういえば…さっきからホタルのような光が見える…。


これがXM…? XMSって確か…XMシンドローム…だったか…。


なるほど。病気だな。やっぱり…。

高校にも行けず…このまま死んじゃうのかな。

生臭い鞄や教科書ともお別れだ……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る