第2話 指名→俺

「ほらそこ!新学期早々イチャイチャするな!校舎裏でやってろ!!」


メガホンを持って喚き散らす小柄なツインテ少女。


「保健委員〜。保健委員だよ〜」


背中に刀を携えたポニテ女子生徒。


「はいそこ。胸盛りすぎ。Padの形見えるわよ」


済ました顔で爆弾セクハラ発言をするショートカット女子生徒。


「せ...先輩ぃ〜!私無理ですぅ〜!」


たった一人恥じらいというものを持っているであろうセミロングの女子生徒。


「なんじゃありゃあ...」


その場で項垂れる。入学早々こんな光景見せられて、もう退学したくなったわ。こんな事なら学校見学ちゃんと行くんだった....


「こらそこッッッ!!」


再び喚き声。顔を上げ、声の方向を見やる。そこには、俺に向かって突きつけられた人差し指。


「え」


すかさず後方確認。....誰もいない。ということは....?


「え〜っと....俺ですか?」


「そうだ貴様!!ここへ来い!!」


....面倒な事になりそうな予感。

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お前ら保健委員失格だッッッッ!!!! Ponkotsu @ponkotsu0612

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