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 その行為にはもう、恐怖以外の感情以外、備わっていないはずだった。

 それでも必死になって受け入れようとしたのは、あんまりにも彼が辛そうだったからか。

 色んなものを頑張ってこらえていたら、彼は泣きそうな顔で私の心臓にナイフを突き立てた。

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