04 ジューススカイ

からだに悪そうなイメージが常につきまとう

どれにも似ても似つかない味

再現出来そうにないイメージ

夢とはそういうものだと

輪郭のぼやけた誰かが語る


氷点下 寒空に無数の飛行機雲が走り

真昼の星座を作り出す

一気に持っていたジュースを飲み込んで

空に引かれたラインを帳消しにしたい


ジューススカイ・ディープブルー

有り得ない色に空を染めるよ

雨粒は無色では済まない

地上さえも毒々しく染めて覆って

表情を歪めて隠してしまって


爽やかな笑顔を見せよう

眼と牙を剥くことだけは忘れずに

目覚めのいい朝にしよう

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