※このレビューは「レンスター編 第2章 東国の動乱」まで見た上でのものです。また、レビュー内容は現時点でのものです。書かれた内容とは今後そぐわなくなる可能性もあります。
一章の時点で緻密に描写された人物関係が、その後の章でどんどんと生かされていきます。
ただ、それよりも特筆するべきは、背景描写。身を置く自然の風景、町の描写、果ては町の風土や特徴などが、章を追うごとに綿密になっていきます。
ファンタジーは「いかに自分がその場にいるのか」が重要な要素の一つなので、そのあたりは持ち味としてこれからも続いて欲しいと考えます。
文章のマンネリや冗長を感じる部分はありますが、これも章を追うごとに改善されているので、是非、物語を長く追って見て下さい。
今後も期待していますf^_^