【第0話:03】西条 香純
目が覚めたとき、私は見知らぬ個室にいた。
起きた時、何故だか少し頭痛がした。
こんなに痛い頭痛は、多分産まれて初めてのような気がする。
どうしてここにいるのか、ここはどこだろうと思いながらも、机の上に置いてあった封筒が目に入った。
その封筒には、手紙と手書きの地図が入ってあり、地図にはある場所が示されていた。
(ここに行けってことかしら…?)
少し怪しいような…。
でも、ここに立ち止まっていても何も始まらない。
かならず、真実を見つけてみせる。
そう思い、私はこの個室から紙に示された場所へ向かうことにした。
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