出会いとはじまり
はじめに
小説の超素人です。
まだ小説のイロハや作法もわかりません!
内容は抜けてたり足りない部分がございますのでご了承ください!
なるべく楽しめる小説を書きたいので、暖かい目で見守ってくださるとうれしいです。
主要メンバー
北坂 夢 (きたさか ゆめ)絵師・背景担当
山谷 瑠璃 (やまたに るり)プログラマー・スクリプター・ドッター担当
豆川 風子 (まめかわ ふうこ)サブシナリオ・構成担当
神音 理々子 (かみね りりこ)副リーダー・サウンド作り・声優・料理担当
天剛寺 茜 (てんごうじ あかね)リーダー・メインシナリオ担当
一生懸命描いたのに緊張してまたお客さんに声かけられない……どうしょう。
顔を下に向ける夢は、誰かに声をかけられてるように聞こえた。
「キミの描いた絵がとても気にってね」
見上げて見ると一人の女性が話しを進める。
「どう?その同人誌全部買うから、一度うちのサークルに来てよ」
夢は結構ですと言えない性格でわけわからずに「あっ、ありがとうございます。」と言いメモを渡された。
これが初めて二人が出会った時だった。
しばらく経って、ある同人サークルに入るために、マンションに向かう夢。
間違えないようにメモを再確認。
マンションは5階建ての駐車場とエレベーター付き。
マンションの玄関から入ると管理人さんがいて、メモを見せるとわかったらしく親切に教えてくれた。
言われたようにエレベーターからあがって3階の5号室の部屋に向かった。
ここが3号室だから次の次が5号室の部屋。
部屋に近づくにつれて、声が聞こえてくる。
「おーい、またリーダーが逃げたぞ! 時間なのに戻ってこないぞ」
「シナリオがないと私たちの作業が止まる! 締め切りが迫ってるのに何してるの」
「まったく、あれでもリーダーだからな……例の場所に行ってくる!」
気になって声の聞こえる方に行くと5号室の部屋だった。
夢はノックをして「ごめんください。茜さんはいらっしゃいますか?」と言った。
中から声は聞こえるけど、誰も出てこない。
ドアノブを開けようとした瞬間に、中から出てきた人と夢の肩にすこしぶつかり、走り去っていった。
最初に中かから出てきたのは瑠璃で「またドアが開けっ放しで出て行ったな。おや、めずらしい。お客さんかな?」と夢を見た。
「何かご用件ですか? リーダーが不在で受けたまりますけど?」とちゃんとした口調のした丁寧な言い方をする理々子。
「あのーこのメモ見て来たのですけど」
「ああ、このメモね。絵師さんが来るってリーダーが言ってたな」と記憶を辿るような感覚でぼやいた。
「あら、絵師さんが足りなくなってたのでとてもうれしいわ。ここで話もなんですのでお上がりくださいませ」とあいからず丁寧に答える。
夢はコックンと頷き、玄関に靴を脱ぎ揃えてから部屋の中に上がった。
「部屋は狭いから別の所へ。えっと、台所だけど座って話してよ」と瑠璃は言い
夢はカバンを下においてイスに座った。
「えーっと、リーダーが今ね。現実逃避しちゃって例の場所に行ってるから風子が連れて帰ってくると思うよ」と説明する。
「私が代わりに聞きますのでまずは自己紹介しましょうか」
夢は緊張していたが「夢、北坂 夢(きたざか ゆめ)と言います 幼いころから絵が好きでずっと書いてました。よろしくお願いします」とぎこちない感じだったが
一生懸命に答えた。
「私の名前は神音 理々子(かみね りりこ)と申します。副リーダー兼サウンドと声担当です。よろしくお願いしますね夢さん」
そして隣にいる方に目線を合わせて「この子は山谷 瑠璃(やまたに るり)さんと言います。プログラマーとドット絵を担当してくれてます。」と紹介をしてくれて瑠璃は「よろしくお願いしますね」笑顔で答えてくれた。
「身分証明と何か作品か経歴がわかる物を拝見したいのですか」と理々子が面接みたいに真剣なまなざしで幾つか質問しだした。
夢は経歴とスケッチブック・CDーRを提出をした。
「ほぉ、アナログデジタル両刀か。人物も背景も書けるのだね。こういうの書けるのはありがたい」と瑠璃は横目で関心したような感じで目を光らせた。
「これなら、私たちのサークルに使えますわね。これからもよろしくお願いします」と質問する度に口調が和らいで行く。
「最後に、志望動機も聞かせてくれる?」と質問し
あたふたしながらも、すこし考えながら「子供の頃、お父さんとお母さんと一緒に遊んでたゲームが好きで、いつかゲーム製作をしたいと思うようになりました。同人活動を一人でしていたので大勢の方と一緒に製作できれば楽しいかと思い志望しました」とぎこちない感じだったがしっかりと答えた。
「なるほどね。わかりました。採用する用リーダーに言いますね」
「お二方、よろしくお願いします」とうれしそう答たえ、肩の荷が少し取れたようにほっとした様子だった。
「おう、よろしくね!! 肩を軽く叩く」瑠璃は笑顔だった。
「紅茶でも入れましょうね。手作りケーキを作ったの」
「理々子のケーキ超うまいからな。今日はチーズケーキか!
ちょっと食べてみろよ」
「はい! いただきます」といいフォークでカットして一口頬張ると
「このケーキ幸せ! 理々子さん本当にお料理がお上手なんですね」
夢は出されたケーキを食べて大感激した。
和やかな雰囲気で暫く経つと外から声がしてきた。
部屋の外から「イテテテ、ちょっとはやさしくしてくれよ風子」「ちゃんとガッチリと腕を捕まえてないとまた逃げる気でしょ」と二人の会話する声が聞こえてきた。
理々子が「二人が帰ってきたみたいね」と言い
「いつもの所にいたんだろう」すこし不満そうに瑠璃が答えた。
玄関のドアをガチャっと開き二人が入ってきた。
「あぁ~いい処で風子に邪魔された。ただいま」と肩を落と元気なさそうに答えた。
風子は敬礼した風に「ただいま帰って来ました。リーダーはやっぱりサバゲのお店に居ました」と任務完了したような口調だった。
目を細目ながら見る瑠璃は「やっぱりあそこだったか。いつもの事だろうと思ったよ」とじっと茜の方を見つめる。
茜は突然前のほうに進み瑠璃の肩を掴んで
「聞いてくれよ! また新作の銃が来てな、試し撃ちしたんだが腕にくるあの衝撃が堪らなくてすごくいいんだよ!」急に目をキラメキながら瑠璃に訴えたが
「また、病気がはじまった……それで新作が出て居なくなってたんですね」と目をそらすかのように首を横に振りながら言う。
茜はギクリと思いながら後ろから風子の危険な視線を感じた。
「これには訳があって、人気モデルなのですぐに行かないと試し撃ちもできなくもあり」とタジタジしだした。
ゴホンっと咳き込む理々子は「話はそのくらいで、夢さんが来てますよ」と話に割り込んだ。
「夢? 誰だっけ?」と茜は記憶を辿るように頭に疑問符が出だした。
視線を夢の方に合わせた。「あの時の絵師さんか! 来てくれるとは思ってなくてうれしいよ!」と感激した感じに言い。
風子と瑠璃と理々子は一斉に「アンタが呼んだんでしょ!」すこし睨みつけて言った。
再度タジタジする茜。夢は思い出したのように話だした。
「あの時は買っていただいてありがとうございます。茜さん」
「頂いたこのメモを頼りに私もゲーム製作のお手伝いができると思い伺いました」
そう聞いた茜は「非常にありがたいね! 今、絵師が居なくて助かったよ!」とうれしそうに答えた。
「私と瑠璃さんが面接して置きましたので、採用の方向でリーダーの判断を」ときりっとした顔で言う理々子。
「それなら採用で! これからもよろしくな夢!」
「はい! がんばります!」とうれしそう言う。
さらに「基本、制作のやり取りはインターネットのスピークアプリでします。週に2回以上はこのアパートに監視……いえ、みんなここに集合って事にしてます。」とあらましの説明をする。
夢はすこし疑問に思いながらも「はい」と返事した。
それではみなさん「作業しますか」っと、瑠璃がPCの前のイスに座り、さっそくん慣れた手つきでキーボードをカタカタ打ち始めた。
電子ピアノがある装置の前に理々子は座り、ヘッドホンを付けてから作業を進める。
茜はしぶしぶ思いながらも自分がいつも座ってるイスに腰掛け、紙に何か書き始める。
風子は茜と何かシナリオの事で話してるみたい。
彼女らの作業を見つめる夢。
すこし経ってから茜が夢に「今期開発する同人ゲームを作ってるの最中で、できたらキャラデザをさっそく描いて試作を見せてほしいのだけどいいかな?」
夢は「はい」と返事して、風子が人物の詳細資料を渡した。
すこし目を通してから人物の「キャラクターデザインのラフを書きますね」と言い
「夢の席は前に使ってた人の、席があるのでそこに座って描いて見て」そう風子が指し示す。
夢は指定された席に座り絵を描き始めた。
10分くらいでラフ案を1枚書き上げ一度見せる事にした。
茜と風子はラフ案ができるのが早かったのでとても驚いた。
茜が「思ってたイメージとピッタリだよ」と言い。
風子はやさしいタッチで世界感にマッチしそうだねと二人はうれしそうに語った。
夢は二人に褒められるとテレながらも満足げな笑みを浮かべた。
「質問ですが何のゲームを作るのでしょうか?」
すると茜は得意げそうに「今回はね、RPGを作ろうとしてるんだ」胸を張ってニンマリと答えた。
風子もうれしそうに「もうすこし時間かかるけど、世界観の設定資料とストーリーのあらましができるのでみんなに公開する。お楽しみあれ!」と言い
三人は目を輝きながら「超大作ゲームですね!」といい話しが盛り上がっていた。
その頃、瑠璃はプログラムのコードに頭を抱えていた。
「あぁ!もうバグ取れなーい。再度やり直しだ!なんでここでエラーでるの」と悩みを抱えていた。
横で作業してる理々子は、耳にヘッドホンを付けており手馴れた感じで無駄のないリズムカルな雰囲気でとても楽しそうだった。
この作業が夕方まで続き、茜が言った一言で「お腹がすいた!」っと叫び、今日の作業は「終わりましょうか」っと他のメンバーが言い、作業の解散を告げた。
茜が「今日の夕飯は理々子がいるので楽しみだ!」と言い、エプロン姿になった理々子は「手作りのハンバーグ作る材料を買ってきたから、夢さんも食べて帰ってください」と言った。
申し訳なさそうに「いえいえ、私の分まで大丈夫です」と言うとお腹からグゥーっと鳴り響く。
理々子が「お腹は正直ね、食べて行きなさい」すこし笑いながら言った。
茜も「おれが帰りを見送るので安心しな夢!」と頼りになりそうに感じだった。
頭をコックンとうなずき「さっきもチーズケーキを頂き、夕飯までごちそうしてくれるなんて幸せです」と恥ずかしそうに答えた。
瑠璃も「私も手伝うよ」と言い、風子も「この野菜切ったらいいんだろ?」と二人はエプロン姿で台所に立った。
「私も手伝います」と夢も言ったが、「サークルの参加祝いも兼ねて、夢さんはゆっくりして食べて行ってください」と理々子は言い料理を始めた。
茜はイスを反対に座り馬乗りみたいな感じで三人が作る姿を楽しそうに見ていた。
料理するチームワークは完璧で、風子が食材を切り、瑠璃は華麗に皿やコップなどを準備し、理々子が味付けや焼き具合を見る感じでどんどん料理が出来ていった。
ハンバーグの焼け具合もよく中はふっくらして、辺りに香り立ち込め食欲をそそる。
テーブルクロスの上にフォークとナイフが整列しており、サラダ・フルーツ・飲み物(オレンジジュース・ワインなど)・ライス・スープ・メインデッシュのハンバーグがどんどん置かれて行った。
出来上がったハンバーグはお店に出してもおかしくないくらいの出来栄えであった。
そして調理して25分経過……
「みんな出来たよ!」っとうれしそうに言う理々子は楽しそうだった。
風子も「私たちの共同作業どんなもんだい!」と自慢げに言った。
「うわー! フルコースみたい!こんな早くてすごい手作りハンバーグは見た事ないです!」とうれしさに満ち溢れていた。
茜は「はやく食いてぇー、さっそく頂きますしようぜ」と椅子から立ち上がった。
みんなが飲み物が入ったコップを片手に「さあって諸君、夢さんのサークル参加を祝って乾杯!」っと盛大に祝った。
みんなで食事を済ましお皿を片付けて帰り支度する寸前に「夢の帰りまで送るよ」って茜が言い「食事までしてもらいまして、ありがとうございます」と夢はお辞儀をして深く感謝をした。
すっかり辺りは真っ暗になり、星が見える時間になっていた。
二人は夢の家の近くまで歩き出した。
「家は近い?」
「はい、歩いて約15~20分くらいですかね」
「それなら、すぐに来れるな」
「今日は楽しかったです!いつもあんな感じなんですか?」
「そうそう、みんなで集まると楽しいからな!」
「昔から言うだろ! みんなで進めば怖くない!」
「ちょっと意味がちがうようなw」
「そうだっけ?」と二人は歩きながら談笑した。
「そろそろ家に付きそうです」
「それなら俺はここで戻るとするよ」
「本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします」
「あぁ、明日にでもアプリのスピークでコンタクトしといてくれ」
「次の集まるのが来週の水曜日ですね」
「そうだね! ではまたなおやすみ」と言い軽い手振りながら
夢も大きく手を振り「はい! おやすみなさい」と笑顔で言った。
手を振る茜の帰る背中を見つつアパートの部屋に入っていた。
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