第7話

高校生活4日目


杏と沙奈と友達になれて少し気分が良かった


私(これからはぼっち飯じゃないんだ)


なんて考えながら神奈と登校する


教室へ行くと昨日とは違う

少しざわめいているのを感じながら杏と沙奈に挨拶をする


HRを終え

今日から本格的に授業が始まると、

少し楽しみにしていた


初めての授業は中学の復習程度で

まあこんなものか、という感じだった


初っ端から学力に困る事はないだろうと安心した


杏「ねぇ渚ちゃん」

私「なに、どうしたの?」

杏「あの…さっきの内容分かった?」

私「まぁ、中学の簡単な所だったし…」

杏「お、教えて!!」


うそだろ…と疑ったが、

どうやら本人は本気らしく


杏「駄目かな…」


きゅるんっとした瞳で見詰められては断れなく…


私「わ…分かった…、私が教えられる所だけね」

杏「やった〜!」


なんて話していると視線を感じた


ぱっ と後ろの方を見ると

あの気の合いそうにない子から目を逸らされた


私(あの子も友達出来たんだ…)


その子は男子達と喋っていた




名前も知らない


声も聞いたことない


そんな子に狂わされていく_____

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